2020年 12月 2日 (水)

イチロー選手からあの「黒人主教」まで 心に留めておきたい「ニュースなことば」(井津川倫子)

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   米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手の活躍に日米の野球ファンが沸き立ち、英国のハリー王子&メーガン妃のロイヤルウエディングを世界中が祝福。一方、米朝首脳会談を控えて、相変わらずトランプ米大統領のツイッターからは目が離せない......

   そんななか、イチロー選手の「大谷評」から、FCバルセロナ一筋のイニエスタ選手の引退メッセージまで、心に留めておきたい最近の「ニュースな発言」を集めてみました。

   息づかいが聞こえてきそうな「リアルな英語」をお楽しみください。

  • 英ロンドンはハリー王子&メーガン妃のお祝いムード一色に 
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イチロー選手の「大谷評」に静かな感動!

   まずは、イチロー選手の人間性が垣間見えるこのコメントから。

   野球の神様・ベーブルース以来の「二刀流」で大活躍の大谷選手について、メディアから問われたイチロー選手。まるで記者たちを諭すように、こう答えました。

   You can't even compare me to him. Because he's actually doing something that is going to impact not just Japan or here but the whole world.
(君たちは、僕と大谷選手を比べることすらできないよ。だって彼は、日本や米国だけでなく、全世界にインパクトを与えることをやっているんだから)

   自分の息子ほども年の離れた大谷選手に対して、謙虚に、しかも冷静に実力を評価していることばです。しかも、大谷選手へのエールとも受け取れるメッセージ。不屈の精神力と他を圧倒する練習量で、日米両国で活躍をしてきたイチロー選手だからこそ、大谷選手の「規格外の実力」がわかるのでしょう。

   素直に後輩の実力をたたえるイチロー選手の「大人のコメント」に、静かに感動をした次第です。

   次は、ガラリと話題が変わって、南北首脳会談を終えた文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領のことばから。世界中をあっと驚かせたビッグイベントを成功させ、早くも「文大統領にノーベル平和賞を!」の声が上がるなか、当の文大統領はこんなコメントを。

   President Trump can take the Nobel prize. The only thing we need is peace.
(トランプ大統領はノーベル賞に値する。我々が欲しいのは平和だけだ)

   「トランプ大統領にノーベル賞を!」と、声をあげる支持者たちに囲まれてご満悦なトランプ米大統領と異なり、文在寅大統領はいっこうに名誉や栄光に関心を示すそぶりを見せません。しかも、「我々が欲しいのは平和だけだ」とは、なんと重たいことばでしょうか。

   そんなことを思っていたら、2018年5月24日夜、トランプ大統領が米朝首脳会談をキャンセルするとのニュースが飛び込んできました。いったいこの先、どうなるのか。まだまだ読めませんが、展開次第によっては「2018年を代表することば」になる予感がします。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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