2021年 1月 25日 (月)

金融庁に睨まれた仮想通貨業者、「銀行・証券並み」規制に戦々恐々(鷲尾香一)

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レバレッジ規制も時間の問題

   さて、仮想通貨交換業者の取引がレバレッジ取引を中心に行われている現状を考えれば、まずはレバレッジに対する規制が実施されるだろう。外国為替証拠金(FX)取引でも、スタート当初は100倍というような異常なレバレッジがかけられていたが、これが規制されていったように、仮想通貨取引でもレバレッジ規制がかかるのは時間の問題だろう。

   仮想通貨取引は、FX取引と比べても、価格の変動幅が大きいことから、倍率の高いレバレッジ取引を行った場合には、価格が大幅下落した結果、巨額の損失(含み損)を抱え、追加証拠金(追証)や強制ロスカット(強制売却)を迫られるケースが多い。FX取引がそうだったように、レバレッジ規制が行われれば、業者の取扱高が減少して収入の減少を引き起こすことになる。

   さらに、もっとも重要なのは、仮想通貨の健全な取引を根付かせるためには、相場操縦やインサイダー取引を徹底的に排除することにある。現在の仮想通貨法には、相場操縦やインサイダー取引といった不正防止のための直接的な規制がない。今後、間違いなく、そういった不公正な取引の防止措置がつくられるはずだ。(鷲尾香一)

鷲尾香一(わしお・きょういち)
鷲尾香一(わしお・こういち)
経済ジャーナリスト
元ロイター通信編集委員。外国為替、債券、短期金融、株式の各市場を担当後、財務省、経済産業省、国土交通省、金融庁、検察庁、日本銀行、東京証券取引所などを担当。マクロ経済政策から企業ニュース、政治問題から社会問題まで、さまざまな分野で取材。執筆活動を行っている。
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