サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、H組の日本(世界ランキング61位)が初戦でコロンビア(同16位)と対戦し、2‐1で快勝しました。先制PKを決めた香川真司選手や勝ち越し弾を放った大迫勇也選手、途中出場の本田圭祐選手...... 日本選手の活躍ぶりや、思わず「へぇー!」と驚く「W杯トリビア」を、英語で話せたらカッコイイですよね。というわけで、今週のニュースな英語は「英語で話すW杯」第1弾です。今すぐ、そのまま覚えて使える、タイムリーな英語を速報でご紹介します。えっ、「勝つ」は「win」じゃない?まずは、シンプルな表現からスタート。日本がコロンビアに勝利したことを伝える各国メディアの報道を紹介します。Japansink10‐manColombiainhistoricWorldCupwinforAsia.(日本は、10人のコロンビアを沈め、アジアにとって歴史的なW杯勝利を収めた)sink:沈める(動詞)JapanupsetsColombiaatWorldCup.(日本W杯でコロンビアを動揺させた)upset:動揺させる(動詞)、番狂わせ(名詞)Japanbeat10‐manColombiainGroupH.(グループHで、日本が10人のコロンビアを破った)beat:破る(動詞)Japanshockedten-manColombia.(日本が10人のコロンビアに衝撃を与えた)shock:衝撃を与える(動詞)「えっ、勝つは『win』じゃないの?」と思わず声に出してしまったほど、バリエーションの豊かさに驚きました。「沈める」「動揺させる」「衝撃を与える」など、動詞ひとつで与える印象が変わることがよくわかります。「主語」「動詞」「目的語」のたった3ワードで、十分に意思疎通ができることを示す好例ですね。JapanupsetsColombia(日本がコロンビアを動揺させた)JapansinkColombia (日本がコロンビアを沈めた)JapanshockedColombia(日本がコロンビアに衝撃を与えた)ちなみに、メキシコが前回王者ドイツを破った試合でも、同じパターンが使われていました。MexicoupsetsGermany(メキシコがドイツを動揺させた)MexicoshockedGermany(メキシコがドイツに衝撃を与えた)国名を変えるだけで、いろいろ便利に使えそうです。ぜひ、今大会中に一度は使ってみてください!本田選手や川島選手、「W杯トリビア」が誕生!じつは、香川選手のペナルティーキックにつながったコロンビア選手の反則は、今大会初のレッドカードでした。Colombia'sCarlosSanchezgetsWorldCup'sfirstredcard.(コロンビアのカルロス・サンチェスは、W杯初のレッドカードを提示された)ちなみに、開幕戦から最初のレッドカード提示までは、史上2番目に早いスピードだったそうです。 この他にも今回のコロンビア戦で、数々の「初めて」が誕生しました。JapanbecamethefirstAsiansidetobeatSouthAmericanoppositionattheWorldCup.(日本は、アジアチームとして初めて、W杯で南米のチームを破った)KeisukeHondaisthefirstplayerfromanAsiannationtoprovideanassistinthreedifferentWorldCupssince1966.(本田圭佑選手は、1966年以来、3つのW杯でゴールをアシストした初めてのアジア人プレーヤーになった)EijiKawashimabecametheoldestplayertoappearforJapaninaWorldCupmatch.(川島永嗣選手は、W杯に出場した日本人最年長プレーヤーになった)開幕後1週間足らずで、すでにいくつかの「upset」(番狂わせ)が起きているW杯ロシア大会。期間中にいくつの「トリビア」が生まれるか、試合観戦で寝不足の日々は続きそうです。(井津川倫子)
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