2024年 3月 19日 (火)

「時差Biz」で通勤ラッシュは「変わらんぜよ」! ネット民が冷ややかなワケ?

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   「東京の朝を、変えるぜよ。」――そもそも東京の話なのに、なぜ土佐弁なのだ?という批判があるなか、深刻な通勤ラッシュを緩和しようと、朝の出勤時間をずらすことを呼びかける「時差Biz(ビズ)」キャンペーンが2018年7月9日から始まった。

   このキャンペーンは、東京都が企業や自治体などと連携して去年から始めたもので、今年は11日現在、昨年の2倍以上となる782社の企業が参加している。

   参加企業は、社員の出勤時間を早朝にずらしたり、在宅勤務を導入したりするほか、鉄道各社も臨時列車を早朝に運行したりして、混雑緩和策に努める。キャンペーンは8月10日まで約1か月間続くが、時差ビズは定着するだろうか。ネットユーザーの声をひろった。

  • 坂本龍馬をつかった「時差Biz」キャンペーン(東京都のホームページより)
    坂本龍馬をつかった「時差Biz」キャンペーン(東京都のホームページより)
  • 坂本龍馬をつかった「時差Biz」キャンペーン(東京都のホームページより)

いつもはすいている早朝電車が混んで「はた迷惑」

   ネットユーザーはこの「時差Biz」をどう思っているのか――。ネット掲示板をみると、次のような好意的な意見もみられる。

「自分に合った時間で勤務できるのはいいね。それぞれ、バラバラの時間になれば満員電車も減るかもしれない」
「勤務のフレキシブルさを売りにしているベンチャーほどではないが、弊社では流行りの時差Bizライクな制度がある。10時~19時の勤務を9時~18時にスライドした『アーリー勤務』だ。これは、(1)お子さんの迎え(2)ビアガーデンに繰り出す(3)大学に行って勉強(4)友達とスポーツ...... と組織の中でメリハリができるいい制度だ」

   ところが、賛成する人はごく少数。東京都の「時差Biz運営事務局」の公式ツイッターの中でさえ、こんな批判の声が――。

「時差Bizで一番わからないのは、なんで時間を繰り下げる方向が無視されているんだ? ということ」
「いつもはそこそこすいている7:30の大手町。今日は結構混んでいて気分が悪い。時間ずらしたいけどこれ以上早く起きられない」

   ほかのネット掲示板でも同様の指摘が相次いだ。

「時差Bizに1本早い電車に乗ったら、アホみたいに混んで、混んで、必要以上に圧縮された。時差Bizはいいけど、その分早めの電車が満員になってんじゃねーか」

と、時差Bizが早い出勤を奨励するため、逆にすいていた車内が混んでしまい、はた迷惑だと怒りをぶつける声が圧倒的に多い。

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