2018年 12月 17日 (月)

銀行員の給与、2年連続の減少 それでも年収609万円!?

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   「給料が多い」というイメージがある銀行員だが、2018年3月期の国内銀行(91行)の年間給与(基本給与+賞与、基準外賃金)は平均609万円(中央値612万4000円)で、2年連続で前年を下回ったことがわかった。前年の614万9000円(同620万1000円)から、5万9000円減少(0.9%減)した。

   日本銀行のマイナス金利政策で、多くの銀行で収益が悪化。さらに、残業などの時間外手当の削減が拍車をかけ、行員の年間給与は伸び悩んでいる。

   調査は、東京商工リサーチが国内銀行の有価証券報告書などで、従業員数、平均年間給与、平均年齢が判明した91行を対象に集計、分析。7月30日に発表した。

  • 銀行員の年収、2年連続で減少したけど……
    銀行員の年収、2年連続で減少したけど……

サラリーマンの平均年収、銀行員より187万円少なく

   平均給与のトップは、5年連続で三井住友銀行の810万5000円。ただ、同行も前年から4万3000円減少(0.5%減)した。2位はスルガ銀行の800万8000円で、前年3位からワンランクアップ。3位は東京スター銀行の796万4000円)と、トップ3の顔ぶれは4年連続同じだった。

   国内銀行の平均給与は2年連続で前年を下回り、70行(全体の76.9%)が前年を割り込んだ。大手銀行で前年から平均給与が増えたのは、あおぞら銀行と新生銀行の2行にとどまった。

   また、業態ごとの平均給与をみると、大手銀行(信託銀行を除き、りそな銀行を含む6行)が757万8000円(前年比0.1%減、中央値774万5000円)、地方銀行(54行)が623万9000円(1.3%減、629万2000円)、第二地銀(31行)は554万2000円(0.4%減、559万6000円)と、全業態で前年を下回った。

   「高額」とされる大手銀行との差を比べると、地方銀行がマイナス133万9000円(前年はマイナス126万9000円)、第二地銀はマイナス203万6000円(マイナス202万3000円)と、それぞれ低い。大手銀行との給与格差は、前年から地方銀行で7万円、第二地銀で1万3000円、それぞれ拡大した。

とはいえ、銀行員はなお「高給取り」であることに変わりはない。国税庁の「民間給与実態統計調査結果 2016年分」(17年9月28日発表)によると、サラリーマン(給与所得者、4869万人)の平均給与は422万円(前年比0.3%増、1万2000円の増加)だった。

   銀行員の平均給与と比べると、187万円も少なかった。

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