2021年 5月 8日 (土)

女性の管理職・役員の登用、ひとケタ台 歩み遅いが着実に進展

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後悔先に立たず「男女公平に機会を与えるべきだった」

   具体的にどんな効果があったか、あるいは期待しているか、聞くと、

「農業資材の小売業の弊社でも女性の登用は考えている。農業業界全体に女性の進出が進んでおり、注目されている」(農業用機械器具小売、茨城県) 「そもそも男女という意識をしておらず、登用すべき女性は登用している」(放送、富山県)
「女性を積極的に採用し、新しい社風を構築したい」(環境計量機、北海道)
「女性を登用することで、お客様に対し柔軟な姿勢で対応することができ、お客様から評価する声があがっている」(ビルメンテナンス、福岡県)
「事業拡大に向けて積極的に女性の活用を進めたい」(自動車部品、愛知県)
「男女公平に平等に機会を与え、育成していくべきだった。女性の登用を最初から考えてこなかったことが問題で、少子高齢化の現在、反省している」(森林組合、茨城県)
「ワーク・ライフ・バランスを推進しており、その一環として女性の働く環境を整備し、労働条件を改善している」(試薬製造、大阪府)

などの回答があった。

   その一方で、なおも次のような問題点を指摘する声もあった。

「今後に期待していた女子従業員が、一人は夫の転勤、一人は姑が育児拒絶ということで相次いで退職を申し出た。時間短縮や、配置換えも提案して慰留したが固辞された。女性の登用はなかなかハードルが高い」(溶融メッキ、新潟県)
「肉体労働が中心なので、なかなか女性の応募がない。運転手募集も今は人気薄のようだ」(生コンクリート製造、広島県)
「女性の多様な働き方(時短勤務・育児休暇・産前産後休暇・看護休暇)に対する業務調整に苦慮している」(貸金、東京都)
「女性の登用・活用どころか、男女問わず採用に苦慮している」(一般貨物自動車運送、北海道)
「当社のような地方(田舎)の中小企業で、地元採用の女性はスキルアップを望まない人が多い。また、女性のスキルアップを望まない年配者(両親など)が多く存在し、労働意欲向上が期待しにくい」(電力制御装置製造、徳島県)

   帝国データバンクでは「企業の4社に1社が、女性管理職が現在より増えると考えています。女性がいま以上に活躍する機会が増えれば、企業が持続的に成長するうえで重要な力になるでしょう」としている。

   なお、調査は2018年7月18~31日、全国2万3112社を対象に実施。9979社(回答率43.2%)から回答を得た。

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