2024年 4月 26日 (金)

「正社員で働かない妻は不要?」稼ぎの少ない夫の言動にネット炎上

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専業主婦が持っている「後ろめたさ」とは?

   ――彼が考えていない? 女性に比べて、世の男性の認識が欠けていることとは何でしょう。

川上さん「家庭を運営する上での当事者意識です。私たちは、専業主婦の経験者に、『専業主婦であることに後ろめたさや罪悪感のようなものを覚えたことがあるか』を尋ねた調査を行ないました。その時、6割近く(56.6%)が『ある』、または『少しはある』と回答しました。
自由回答では、『自分が稼いだお金でないと、何となく自由に使うことに気がひける』『無職という肩書と、税金を納めていないことに肩身が狭い』『経済的に依存していると、罪悪感がある』と嘆く声がありました。
家事や育児は大変ではあるものの、収入を得ていないことに後ろめたさを覚えてしまう妻の心理が表れています。
高度経済成長期に、夫は外で働き、妻は専業主婦として家事・育児を一手に引き受ける、という典型的なモデルがつくられました。その影響を少なからず受けている一方で、働くことに対する意識が高まっていると感じるデータです。
一方、夫側はどうでしょうか。収入を得ることの責任に対しては、働くことで果たしていますが、家事・育児をしないことに対しては後ろめたさを覚えている人は少ないように感じます」

   ――確かに結婚生活は共同作業なのに、『後ろめたさ』に関しては、夫婦不平等ですね。

川上さん「女性は結婚すると、家事・育児を引き受けることを覚悟したうえで、家計を支える収入まで当事者として意識します。しかし、男性は収入を得る覚悟はするものの、家事・育児までは当事者意識を持っていないといえるでしょう。
投稿にある『彼』の言い分に当てはめると、『子どもが生まれても正社員として収入を得てほしい』『転勤になったら(自分は)単身赴任するから正社員として収入を得てほしい』......。つまり彼のほうは、収入責任は夫婦同等であることを求めているのに、家事・育児については一切触れていません。単身赴任の場合は、言うまでもなく育児はできないわけですが」
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