2019年 12月 12日 (木)

広がる「エイジハラスメント」の解釈 若者のスキル不足をなじるシニアってなんなの?(篠原あかね)

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   政府は継続雇用年齢を65歳以上に引き上げる法改正に向けて、企業に対して70歳までの雇用を促すようです。

   昔と違い現代の65歳は元気で働ける年齢ですから社会で活躍していただくのは大歓迎です。しかし、私がお会いするシニアの方からはこのような声もよく聞きます。

  • あなたの職場は、年齢の「壁」を感じますか?
    あなたの職場は、年齢の「壁」を感じますか?

シニアも若手も接し方に困ってる

「役職定年になりグループ会社で働いているが、元部下たちと顔を合わせるのが気まずいので本社の社員食堂の利用時間はずらしている」
「嘱託社員になった途端、周囲の態度が冷たくなった」
「元部下が上司になり、やりづらい」
「良かれとアドバイスをしたら、『もう●●さんは現役から離れたのですから、後は私たちに任せてください』と部署のメンバーに言われショックだった」

など......。

   年齢の区切りをきっかけとした人間関係の変化に戸惑っている様子。もちろんこれらはシニアの方だけが感じることではなく、元部下の方々からも、

「接し方に困る」
「仕事の指示の仕方がわからない」

と悩んでいるのです。

   「嘱託社員になった途端、周囲の態度が冷たくなった」ケースを例にとると、嘱託社員のシニアからは「今まで情報共有されていた事柄がされなくなった」=「仲間外れにされた。冷たくなった」と感じるかもしれませんが、元部下たちからすれば「情報共有の範囲」が変わったにすぎません。

   会社で定められた範囲内でしか共有してはいけない事柄を、元上司だからと感情的側面から開示してしまえば、ルール違反になります。内心では「教えたい」と思ってもできないのです。

篠原あかね(しのはら・あかね)
リクルートにて企業研修アシスタント、金融機関等での役員秘書を経てビジネスマナー講師として活動。2011年よりスマートコミュニケーションズ代表。ビジネスマナー、コミュニケーション、CS向上等の企業研修のほか、自身の宴会幹事経験をもとに「愛される宴会部長セミナー」も主催。著書に『宴会を制する幹事は仕事も制す。』『マンガ 黄金の接待』(監修)などがある。お客様や社内で愛されキャラになるコツを悩める社会人へ発信中。
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