2020年 1月 19日 (日)

【投資の着眼点】ラウンドナンバー 投資家は「キリのいい数字」を好む?

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オプション取引の権利行使価格

   もちろん、「キリのいい数字」の効果だけで、必ず相場で勝てるというわけではないだろう。しかし、キリのいい数字は、相場における重要な要素の一つだ。長く続いたトレンドが反転しやすい価格帯もキリのいい数字に多い。

   具体的には、ドル円相場は50銭ごとの水準が意識される傾向がある。また、ユーロドルは20pips(ピップス、0.0020ドル)ごとの水準が意識されやすいといわれている。

   相場でキリのいい数字の効果の根拠となる、もう一つの理由は、オプション取引の権利行使価格がキリのいい価格で定められることだ。

   たとえば日経225先物オプションは、その権利行使価格(ストライク・プライス)が125円ごとに設定されている。そして、日経225先物の価格にもっとも近い権利行使価格(アット・ザ・マネー)のオプションを除けば、500円ごとの水準のオプションが活発に取引される傾向がある。ここでも、キリのいい数字の効果は意識されているようだ。

   機関投資家による「防戦売り(買い)」が仕掛けられた、という表現を目にすることがあるが、これは「ノックアウト・オプション」という少々特殊な種類のオプションが取引されているため、とみられる。ノックアウト・オプションは、一定の水準に価格が到達してしまうと、その価値が消滅してしまうため、オプションを保有する機関投資家はその水準に価格が到達しそうになると原資産を売買して防戦しようとする。

   「キリのいい数字」の効果を考える際、オプション取引の存在は無視できない要因となるといえそうだ。(ブラックスワン)

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