2021年 2月 26日 (金)

管理職必読!「今どき新入社員はほめて伸ばせ」「彼らから学ぶ姿勢を」瀬戸口社長インタビュー《後編1》

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数社の若手を集めて被災地で異業種交流研修

――新人たちの提案は、実際の現場で生かされているのですか。

瀬戸口さん「はい。この取り組みは数年間続いており、実際に私たちが日常的に利用している交通現場の改善につながった例がいくつも出ています。取り組みの過程で必然的に様々な関係者と関わりますから、人脈が広がります。また、新人の斬新な視点を通して、思いもしなかった課題が明らかになるなど、本人にとっても周囲にとっても学習効果が高いのです。そして何より、自分たちの取り組んだ課題が具体的に現場で生かされることによる達成感、高揚感は、若手のやる気の向上にもつながっています」

――研修期間の1~2年をただ会社から学ぶだけではなく、新鮮な目で会社の改善にまでつなげていくと、新人の能力アップと会社の生産性向上という一石二鳥になりますね。

瀬戸口さん「はい。B社の例は、やろうと思えばどの会社でも実践できると思います。全体での導入が難しければ、まずは取り組みやすい部門からスモールスタートし、うまくいった例を社内に共有して広げていくとよいでしょう。とはいえ、それでも自社でそうした場の提供が難しいならば、外部で作るしかありません。1社だけではなく、複数の社が集まり異業種交流研修として、お互いに切磋琢磨をする場をつくるのがよいと思います」

――具体的にはどういう異業種交流研修の場がいいのですか。

瀬戸口さん「まだ取り組んで1年ですが、いくつかの会社の新人を連れて、さまざまな社会課題を抱える地方に行く取り組みはとても有効です。たとえば、東日本大震災の被災地に3泊4日で行き、現地を自分の目で見て、経営者や行政担当者や市民に会い、さまざまな話を聞きます。そして自分が入社した会社の商材やサービスを使って、被災地の課題の解決のためにどんな貢献ができるだろうかと考えてアイデアを提言していくのです。
地方は本当にさまざまな課題を抱えています。その現場に3社か4社の若者が行き、自分たちに何ができるだろうかと考える研修の場をつくるのであれば、どんな業種でも可能と思います」(つづく)

(福田和郎)

【プロフィール】
瀬戸口航(せとぐち・わたる)
株式会社ファーストキャリア社長、株式会社セルム執行役員
早稲田大学商学部卒業後、大手コンサルティング会社で自動車業界を中心に新規事業開発支援・ビジネスプロセス構築などに従事。2010年ファーストキャリア入社。16年4月から現職。大手企業を中心に新人・若手人材の育成支援のコンサルティングや教育研修体系の構築を手がける。

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