2019年 3月 22日 (金)

「会社に不満」でも辞めない 「滞留・ぶら下がり」型社員って何?

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   「こんな会社なんか辞めてやる!」――。会社に勤めている人なら誰しも一度や二度、そんなことを思った経験があるかもしれない。でも、不満が募れば転職を考えるのが自然だろうが、会社を毛嫌いしても会社を辞めない人たちが5%ほどいるらしい。

   転職口コミサイト「Vorkers」のデータを分析したリクルートワークス研究員の古屋星斗氏が指摘。そうした社員を「滞留・ぶら下がり型」と呼んでいる。

  • 不満があっても会社を辞めない社員は一定程度いる(写真はイメージ)
    不満があっても会社を辞めない社員は一定程度いる(写真はイメージ)

転職口コミサイトのデータを元に分析

   Vorkersは、ユーザーが自ら勤める会社を8項目にわたって、それぞれ5段階で評価する口コミサイト。評価点から総合スコアを算出し、総合評価が高ければユーザーの会社への評価が高いと理解されている。

   古屋氏はサイトの口コミデータ(2015年2月26日~17年12月31日)を元に、ユーザーを「転職目的」と「非転職目的」に分類。そのうえで、総合スコアが著しく高い、つまり会社への評価が高い人(4.0以上)と低い人(2.0以下)のデータに注目した。

   転職目的者の中には、会社への不満は少ないものの転職を検討する者が5%、会社に強い不満を持ち転職を検討する者が8.1%いることがわかった。

   一方の非転職目的者の中には、会社への不満が少なくて転職を目的としない者が14.8%いるものの、会社に強い不満があるのに転職を目的としない「滞留・ぶら下がり」型社員が4.7%存在することがわかった。

   古屋氏はこうした「滞留・ぶら下がり」型社員が発生することについて、「企業と個人の関係が対等ではないこと」や「転職市場における流動性が高くないこと」が背景にあると指摘する。

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