2019年 5月 21日 (火)

その80 葬儀での読経「こんなものいらない!?」(岩城元)

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   友人、知人や親戚の葬儀に出席して、それが仏式の場合、納得できないのは僧侶の読経である。

   きらびやかな法衣と相まって、厳粛な雰囲気が式場に漂うのだが、肝心の「お経」の意味が分からない。僕だけではなく、ほとんどの参列者も同じだろう。ただ、意味不明の独特な節回しだけが式場に鳴り響いている。退屈でうんざりする。

  • 僕の葬儀会場となる? 東京都中央区の築地本願寺
    僕の葬儀会場となる? 東京都中央区の築地本願寺

意味が分からなければ、ありがたみがない

   きっと、お経の中身は立派なのだろう。だが、意味が分からなければ、ありがたみもなくなってしまう。棺桶に横たわる故人も、首を傾げるばかりで、成仏にも差し障りがあるのではないだろうか。

   これまでに出たキリスト教(プロテスタント)の葬儀では、「賛美歌」の歌詞と楽譜が参列者全員に渡された。お経とは違って、これなら意味が分かる。オルガンに合わせてみんなで斉唱した。音痴の僕は口をモゴモゴさせているだけだったけど。ただ、お経のような違和感はなかった。

   最近出た無宗教の葬儀では、喪主の息子さんが故人の生前について、ユーモアを交えながら話してくれた。意味不明の読経のないのが何よりもよかった。おかげで、非常にわかりやすい葬儀で、満足して(?)式場をあとにした。

   僕もいつお迎えが来てもおかしくない年齢になった。葬儀はどこでやろうかと考えた結果、東京・築地の「築地本願寺」を第一候補にしている。宗派はわが家と同じ浄土真宗で、有名人の葬儀もよく行われ、参列者が周辺にあふれたなんて話もあるお寺である。

   ただし、何もそれにあやかろうとしたわけではなく、参列してくれる人たちの便宜を考えたからだ。僕は今、埼玉県に住んでいるが、親戚は関西と九州に多い。そんな人たちに葬儀とはいえ、東京経由で埼玉の片田舎まで来ていただくのは申し訳ない。築地本願寺なら、久しぶりの東京見物をかねて葬儀に出てやろうか、という気になってくれるかもしれない。

岩城 元(いわき・はじむ)
岩城 元(いわき・はじむ)
1940年大阪府生まれ。京都大学卒業後、1963年から2000年まで朝日新聞社勤務。主として経済記者。2001年から14年まで中国に滞在。ハルビン理工大学、広西師範大学や、自分でつくった塾で日本語を教える。現在、無職。唯一の肩書は「一般社団法人 健康・長寿国際交流協会 理事」
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