2019年 9月 19日 (木)

イチロー引退! あの名セリフ「後悔などあろうはずがない」を英語で!(井津川倫子)

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   米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(45)が、引退を発表しました。

   野球の業績はもちろん、「イチロー語録」と称される「名言」にも注目が集まるイチロー選手ですが、今回の引退会見でも、翌日のヘッドラインを飾った「名セリフ」を残してくれました。あの「名セリフ」、英語ではどう言うのでしょうか。

  • イチロー選手は多くの名言を残した
    イチロー選手は多くの名言を残した

菊池雄星がイチローから贈られた「ギフト」とは?

   日米通算4367安打の偉業を達成したイチロー選手。「最低50歳は現役でやる」と公言していただけに、突然の引退宣言にショックを受ける人も多いのでは......。

   そう思って海外メディアの引退報道をウオッチしてみたら、意外にも(!)引退を惜しむ声よりも、すばらしい業績をたたえる報道が目立ちました。

   まるで、世界中から「イチロー、よくやった!」と、労う声が聞こえてきそうです。

Baseball legend Ichiro retires
(野球のレジェンド、イチローが引退した)

Baseball great Ichiro Suzuki retires at Tokyo
(野球の偉人、スズキイチロー(鈴木一朗)が東京で引退した)

Ichiro Finishes a Magnificent MLB career in Japan
(イチローは、堂々たる大リーグでのキャリアを日本で終えた)
magnificent:堂々とした、見事な

   イチロー選手の引退発表には、ドイツの名門サッカーチーム・バイエルンが公式ツイッターで「イチローの偉大さを認識する必要がある」と異例とも言えるメッセージを発信するなど、世界中から称賛の声が相次ぎました。

   そんななか、私が印象に残ったのは、マリナーズの菊池雄星選手のこのことばです。

Playing with Ichiro was a happy time for me. It was a gift
(イチロー選手とプレイできたのは、幸せなひとときだった。まさに、ギフトだ)

   イチロー選手と入れ替わるようにマリナーズに入団した菊池選手。イチロー選手に負けない活躍を期待したいですね。

歴史に残るあの「名セリフ」、どっちの英訳がいい?

   日米の野球界で28年間プレイをしたイチロー選手。引退試合となった東京ドームでのアスレチックス戦では、試合終了後も多くのファンが球場に残り、スタンディングオベーションで偉業を称えました。

   試合後の記者会見で、引退の決断に「後悔はないのか?」と記者から問われたイチロー選手は「今日の球場でのできごと、あんなものを見せられたら、後悔などあろうはずがありません」と返答。この、「後悔などあろうはずがありません」のひと言が、翌朝の新聞のトップを飾りました。

   この、歴史に残るであろう「名セリフ」を、英語では何と言うのでしょうか?

   実際に世界に流れた「英語訳」を比較してみると......。

I regret nothing
(後悔するものは何もない)
How could I possibly have any regrets?
(どうすれば、後悔などできるのでしょうか?=後悔などできはしない)

   伝えている事実は同じですが、訳によってこんなにもニュアンスが異なるのですね。

   私は、「後悔しようと思ってもできない」というニュアンスを含む後者のほうが、イチロー選手の心をうまく表現しているように思えます。みなさんはいかがでしょうか。

   では、「今週のニュースな英語」を。イチローの歴史的名言から「How could I possibly~」(どうして~などできようか=~できない)を取り上げます。「~できない」を強調したいときに使う反語表現です。

How could I possibly forget?
(どうすれば忘れることができるのか?=絶対に忘れない)

How could I possibly love you more?
(どうすれば、あなたをもっと愛することができるのか?=これ以上愛することはできない)

How could I possibly anticipate its evolution?
(どうすれば、進化を予測することができるのか?=進化を予測できない)

   イチロー選手が残してくれた偉業は、記録だけではありません。これからも、数々の「イチロー語録」を届けてくれることを期待したいと思います。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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