2024年 4月 16日 (火)

会社名に「令和」、早くも全国に30社誕生 明治天皇の「玄孫」社長も改名

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   2019年4月1日に新元号が「令和」と発表されてから10日あまり経過したが、社名に「令和」を冠した企業が4月10日現在、全国20都道府県に30社誕生したことがわかった。東京商工リサーチが4月11日に発表した。

   新元号が発表された4月1日、同社が保有する企業データベース(317万社)で社名に漢字「令和」を冠した企業はゼロだったが、4月3日に早くも「令和」の付く社名が長崎市に設立され、法人登記手続きが完了した。

  • 「令和」企業が続々誕生
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「平成」から「令和」へ、社名も変更

 

   「令和」企業30社のうち、新設法人は12社。従来の社名を変更したのは18社だった。社名変更した企業のうち、売上高トップは茨城県守谷市に本社がある総合建設業「令和建設」(旧・松丸工業)。同社は1963(昭和38)年設立の地場有力業者だが、4月1日の新元号発表にあわせて社名を変更。現在は、関係先に社名変更の案内などを進めている最中という。

   由良宣明社長は「地域に根ざして60年近く事業を続けてきたが、守谷市も域外からの新しい人が増え、人口も増加するなど変化している。さらなる成長を目指し、心機一転にはいいタイミング。社是とする『照・和・心』の『和』の文字が『令和』に含まれていることも気に入っている」と話している。

 

   また、令和書籍(東京都港区)は、2018年4月に元号を冠した「平成書籍」として設立したが、1年後の4月1日付けで「令和書籍」に変更した。

   社長の竹田恒泰氏は、政治評論家、作家として知られる。旧皇族の竹田家(旧竹田宮家)に生まれ、明治天皇の玄孫にあたる人で、元号が発表された4月1日付の自身のツイッターでは、

「新元号『令和』は万葉集を出典としています。1300年以上の我が国の元号の歴史の中で、これまでは中国古典を用いてきました。日本古典から元号を立てるのは初めてのことです。新しい伝統になることでしょう。」

   と綴っていた。

   平成から「令和」を冠にした社名変更は、「いかにも」といえるかもしれない。

   「令和」企業30社の都道府県別では、トップは福岡県の5社。以下、東京都4社、埼玉県、広島県、佐賀県が各2社と続く。

   業種別ではサービス業が13社と約4割を占めた。次いで情報通信業が5社、建設業が4社、製造業、卸売業、不動産業が各2社と続いた。サービス業では、有料老人ホーム(3社)や訪問介護事業(1社)などの介護関連、経営コンサルタント(3社)などが目立った。

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