2019年 6月 18日 (火)

リスクはゼロじゃない! 「意味不明」な主張で国際競争に出遅れるニッポンの未来(小田切尚登)

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中国がやらなければ、他国がやるだけ

   ただ、核兵器の例からもわかるように、人類が新しいテクノロジーを手にすれば、世界の誰かが、それを試すようになることは避けられない。

   中国がやらなければ、他の国が行うだけだ。中国でDNA編集による治療が行われば、たとえ日本で禁止したとしても、中国に行ってDNA編集の治療を受けようとする人も出てくるだろう。

   中国がゲノム編集の研究、そして臨床をどんどん進めていけば、当初はさまざまな問題が起きるとしても、何十万人、何百万人の人が健康な生活を送れるようになる可能性がある。

   そうなれば結果オーライということになり、それを禁止する大義も失われていくかもしれない。諸外国が手をこまねいているうちに、中国では臨床実験を積み重ねてノウハウをつけ、ゲノムの分野では中国が世界で圧倒的な地位を得る、というシナリオも考えられる。

   そうなってから後悔しても遅い。

小田切 尚登(おだぎり・なおと)
小田切 尚登(おだぎり・なおと)
経済アナリスト
東京大学法学部卒業。バンク・オブ・アメリカ、BNPパリバなど大手外資系金融機関4社で勤務した後に独立。現在、明治大学大学院兼任講師(担当は金融論とコミュニケーション)。ハーン銀行(モンゴル)独立取締役。経済誌に定期的に寄稿するほか、CNBCやBloombergTVなどの海外メディアへの出演も多数。音楽スペースのシンフォニー・サロン(門前仲町)を主宰し、ピアニストとしても活躍する。1957年生まれ、60歳。
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