2019年 12月 15日 (日)

その90 バレーボール「得点ごとに抱き合う」光景 「こんなものいらない!?」(岩城元)

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1964年、「東洋の魔女」は淡々とプレーした

   僕は学生時代から長年、サッカーをやってきたが、同じ「フットボール」であるラグビーに比べると、得点が入った時の喜びようは、サッカーはいささか大げさだ。抱き合うだけではなく、得点した選手が自分なりの「ポーズ」を決めたりしている。その点、ラグビーはトライしても淡々としている。

   しかし、1試合に入る得点はサッカーの場合、1点か2点、あるいは、せいぜい3点ということが多い。何十点と入ることがあるラグビーとは違う。身びいきながら、1点が入った時の喜びの爆発は、まあ許せるのではないだろうか。

   ふと、1964年の東京オリンピックの女子バレーボールで金メダルを獲得した「東洋の魔女」のことを思い出した。

   日本-ソ連(当時)の決勝戦の映像が短い時間だが、ネットにあった。それを見ると、金メダルが決まった瞬間は別として、そのほかの得点場面では抱き合ったりはしていない。得点後、淡々と自分のポジションに戻っている。ソ連の選手も同じである。

   今の日本代表チームもこのくらいにしておいたほうが、見た感じはいいと思う。それに、得点を入れても何ごともなかったように振る舞うと、相手チームに与える「威圧感」も生まれてくるのではないだろうか。(岩城元)

岩城 元(いわき・はじむ)
岩城 元(いわき・はじむ)
1940年大阪府生まれ。京都大学卒業後、1963年から2000年まで朝日新聞社勤務。主として経済記者。2001年から14年まで中国に滞在。ハルビン理工大学、広西師範大学や、自分でつくった塾で日本語を教える。現在、無職。唯一の肩書は「一般社団法人 健康・長寿国際交流協会 理事」
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