2020年 10月 28日 (水)

「腕がいい」「経験がある」なんて錯覚...... 個人など組織を離れれば「タダ」の人(大関暁夫)

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「ちゃんとしている」ことが大事

   では、「怪しくない」「ちゃんとしている」と相手に思ってもらうために最低限必要なことは何でしょう。下世話な話ではありますが、まずは本人の名刺が「ちゃんとしている」こと。

   パソコンで作った縁にミシン目跡が残っているような、インクが水で簡単に滲んでしまうような名刺はNGです。そして今時は、メールアドレス、固定電話番号、FAX番号、携帯番号、ホームページアドレスの記載は不可欠でしょう。

   ホームページも重要です。Y社長のように新規で取引を検討する相手は、まず確実にホームページを見て、信用に足る先であるか否かの判断材料のひとつにするからです。すなわち、ホームページは単なるPR手段ではなく、信用の裏付け的存在でもあるのです。

   問い合わせフォームがないホームページでは意味がありませんし、作りっぱなしで情報が古いホームページではマイナスイメージにもなりかねません。古い情報のままで更新が停っている会社は休眠状態と疑われる可能性もありますから、定期的更新を心がける必要もあるのです。

   法人を相手にしたBtoBビジネスをするのなら、「法人成り」(法人化)していることも重要です。法人成りは20万円以上の費用がかかることであり、覚悟を持って起業しているということの意思表示にもなるからです。

   個人事業主のままでは信用力が大きく劣り、ある程度の規模の会社相手では門前払いとなる確率が高い、ということは覚えておいていい事実です。

   さて、先のHさん。そんな話をじっくり説明して、少し前向きな理解をしてもらいました。聞けば、「本社」は建築費が安いからという理由で住宅仕様にしたのだと。友人にタダで作ってもらったというホームページも専門家に頼んでリニューアルをかけることにしたので、ホームページが完成次第Y社長に「本社」の事情もよく話して、再度取引の検討をしていただくようにお願いしてみようと思います。(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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