2020年 3月 29日 (日)

【日韓経済戦争】韓国企業が逆襲? 国産化と他国調達が進み「日本外し」が着々 韓国紙から読み解く

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なぜ日本政府はサムスンの品目ばかりに許可を出す?

   こうしたなか、韓国経済(9月2日付)「日本の素材輸出許可物量がすべてサムスン向けの理由......」は、興味深い謎解きを報道している。

安倍晋三首相
安倍晋三首相
「日本政府が輸出規制措置以降3回にわたり半導体素材の韓国向け輸出を許可したが、すべてサムスン電子に納品されるものだった。サムスンと違いSKハイニックスは2か月間物量を確保できておらず、背景に関心が集まる」
「日本の経済産業省は7月に韓国をホワイト国から除外する方針を明らかにしてから韓国向けの半導体素材輸出を3回許可した。8月7日と19日にそれぞれ極端紫外線(EUV)用フォトレジスト(感光液)の輸出を許可した。続けて同月29日には規制措置以降初めてフッ化水素の輸出を許可した。韓国に輸入されるフォトレジストとフッ化水素はいずれも韓国国内の協力会社を通じてサムスン電子に納品されるものだった。サムスン電子に続きメモリー半導体世界2位であるSKハイニックス向けの素材はなかった」

   「これはなぜだ?」と、韓国経済記者は疑問を投げかける。理由の一つに、同じ半導体業界でもSKハイニックスの事業構造が、サムスン電子と違っていることが考えられるという。フォトレジストを使う工程が、両社では違うのだ。また工程の中でフッ化水素を必要とする量も、サムスン電子がSKハイニックスよりはるかに多いという違いがある。こうした違いを考慮したうえでも、韓国経済記者は、世界経済に与える影響を日本の経済産業省が「忖度」したのではないかと推測する。

「サムスン電子が(SKハイニックスと違って)メモリー半導体をはじめ、スマートフォンやテレビなどで世界1位のグローバル企業という象徴性のために、日本政府がサムスン電子向けに物量をまず配分したという分析も出ている。ただ日本が現在のように半導体素材輸出を制限的に許容すれば、近く物量を確保する可能性が大きいというのが業界の観測だ。業界関係者は『SKハイニックスも近く日本製フッ化水素の納品を受けられるだろう』と話した」

   「サムスンをつぶせば、世界経済に大打撃を与えてしまう」という配慮から日本政府が少しずつ規制を緩めていくなら、いずれSKハイニックスにも素材が許可されるだろうと、韓国業界は読んでいるのだ。

(福田和郎)

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