2020年 11月 26日 (木)

レジに2時間、駐車場3時間待ち! なぜ中国人は「コストコ信者」になったのか?

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

中国人の「バーゲン愛」に火がついた!

   それにしても、米中貿易戦争が激しくなるなか、コストコの中国進出はなぜ、これほどまでに順調な滑り出しを見せているのでしょうか。

   じつは、海外の小売業にとって、中国市場は難攻不落のマーケットでした。コストコ進出の数か月前には、フランスの大手スーパー、カルフールが中国市場から撤退。英国の大手スーパー、テスコも撤退のウワサが耐えません。あのアマゾンですら中国でのネット通販から手を引いたほどです。

   海外メディアは、コストコ独自の「会員戦略」が中国人の「バーゲン愛」に火を付けたと分析しています。

   コストコは、オープニング特別企画として会員料金を大幅値下げ。米国の会員料金と比べて約3割安の「中国特別価格」が、中国人のハートをつかんだようです。

   また、牛乳や牛肉といった食料品のバーゲン価格が、中国人消費者を「狂わせた」と分析。大量の商品を破格で購入するという「コストコ戦略」が、もともと「バーゲン好き」の中国人に「はまった」のだそうです。

   さらに、「会員制という仕組みが中産階級の優越感をくすぐった」とか、「貿易戦争の影響で米国製品が値上げされるなか、コストコ価格が魅力的だった」といった状況も、コストコフィーバーの背景にあるようです。

   それでは、「今週のニュースな英語」は「cult」(信仰、礼賛)を取り上げます。日本語でイメージする「カルト」よりも、幅広い使い方をするようです。

the tea cult(茶道)
the cult of jogging(ジョギング熱)
cult word(流行語)

   下記の例文にもあるように、動詞build(築く)と合わせて「カルトを築く、熱狂的な信者をつくる」といった言いまわしも覚えておきましょう。

build a cult brand
(カルトブランドを築く)

   米中貿易戦争の影響で世界経済のかげりが指摘されるなか、上海のコストコフィーバーは明るい話題でしょうか。店頭でのインタビューで、「貿易戦争? そんなの関係ないよ!」と語っていた買い物客の姿に、中国消費者の強さを見せつけられた気がしました。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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