2020年 7月 16日 (木)

【日韓経済戦争】「あのフジサンケイと名古屋がひれ伏した!」Kポップの日本席巻に留飲を下げる韓国メディア

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   2019年12月4~5日、多くの韓国人ミュージシャンが来日、日本のファンと交流を深めるイベントが行われた。特に、Kポップは日韓関係悪化にもかわわらず日本での人気は高いのだ。

   そんななか、韓国では嫌韓メディアと一部で見られているフジテレビ・産経新聞と、「表現の不自由展」で慰安婦の少女像の展示を中止した名古屋に、「鉄槌を下した」と韓国メディアが留飲を下げる事態が起こっている。

   いったい、どういうことか。韓国紙を読み解くと――。

  • かつての「宿敵」フジテレビに出演したBTS(東亜日報12月5日付)
    かつての「宿敵」フジテレビに出演したBTS(東亜日報12月5日付)
  • かつての「宿敵」フジテレビに出演したBTS(東亜日報12月5日付)

昨年は批判の嵐の「防弾少年団」を称賛する産経&フジ

   韓国の人気男性ヒップホップグループ「防弾少年団」(BTS)の日本での活躍再開を誇らしげに伝えるのは、東亜日報(2019年12月5日付)「BTS、1年ぶりに日本のテレビ番組に出演」だ。

「BTSが1年ぶりに日本の放送に出演して、活動を再開した。フジテレビの年末歌謡祭『FNS歌謡祭』に12月4日出演した。フジテレビは予告放送で『世界を魅了するスーパーグループBTSが、FNS歌謡祭に初出演!』と発表した。BTSは昨年のヒット曲『フェイク・ラブ』など2曲を歌った」

   BTSは世界的人気を誇るグループだ。この11月、ヨーロッパ最大の音楽授賞式「MTVヨーロッパ・ミュージック・アワード」で2年連続受賞し、アメリカの権威ある大衆音楽授賞式「アメリカン・ミュージック・アワード」(AMAs)でも3冠を獲得したばかりだった。

   ところが昨年(2018年)11月、メンバーがかつて着ていた光復節(日本植民地からの独立記念日)のTシャツに、原爆のキノコ雲の写真があったことから日本のメディアが問題視。NHK紅白歌合戦の出演も中止に追い込まれた。その批判キャンペーンの中心になったのがフジテレビと系列関係にある産経新聞だった。

   当時の産経新聞(オンライン版)の見出しを追うと――。

「ナチス帽着用でBTS非難 米ユダヤ系団体」(2018年11月12日付)
「BTSがMステ出演見送り『原爆Tシャツ』着用で」(11月13日付)
「BTS事務所が謝罪表明 原爆Tシャツとナチス記章で」(11月13日付)
「紅白歌合戦にBTS選ばれず『原爆Tシャツ』影響か」(11月14日付)
「BTS原爆Tシャツ事件の真相」(11月19日付)

などと連日のように追及、攻撃の矛先を朝日新聞にまで向けた。

「朝日新聞、紙面で『原爆Tシャツ』BTS擁護か 『反核報道路線』は本物なのか?」(12月4日付)

といった按配だった。

   ところが今回、その産経新聞がBTSを手放しで称賛して紹介したのだった。産経新聞(2019年12月4日付オンライン版)「BTS『FNS歌謡祭』初出演 第1夜で2曲パフォーマンス」がこう伝える。

「BTSが世界的な人気楽曲2曲を披露する。アジア圏において史上初めて『Billboard200』で1位を記録する快挙を成し遂げたアルバムからのヒット曲「FAKE LOVE」をJapanese Ver.でテレビ初披露。さらに、今年4月にミュージックビデオがYouTubeで公開され、リアルタイム再生回数1億回超となり、突破時間としては世界最速記録を樹立した『Boy With Luv』も日本語Ver.でパフォーマンスする」

   これには東亜日報(12月5日付)も皮肉たっぷりにこう伝えている。

「昨年11月、日本の極右勢力がBTSのメンバーがかつて着ていたTシャツを問題視して非難し、日本音楽番組への出演が次々とできなくなった。日本の右翼は頻繁に『BTS退出』のスローガンを叫んだ。特にフジテレビは極右性向の産経新聞系列の民放で、昨年BTS攻撃の最前線に立った放送局だが、今回BTSを招待したのだ」
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