2024年 4月 26日 (金)

【日韓経済戦争・番外編】「安倍首相ありがとう!」韓国理工系学生が喜び、「BTS」が泣いた兵役免除 明暗のワケは?

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「芸能人はビジネスで活動し、莫大な富も得ている」

   一方、BTSはなぜ認められなかったのか。中央日報が続ける。

「全面廃止まで検討されていた芸術・スポーツ分野の代替服務要員(免除枠)は年間45人程度であり、縮小しても兵役資源確保効果は大きくないため、そのまま維持することにした。アイドルグループBTSなど大衆文化芸術家が国威宣揚に大きく寄与したという一部の要求に対しては、公正性・公平性を向上させようとする政府の基本立場と合わず、受け入れられないとした」

   実は、BTSなどの芸能人については「韓流を広めたり、国威発揚に貢献したりしているとはいえ、彼らはビジネスとして芸能活動を続けて、莫大な富も得ている。兵役を免除するのは不公平だ」という反対意見も根強いのだ。

   こうした政府の決定に対して、韓国芸能界から抗議の動きが上がっている。

   中央日報(2019年12月11日付)「大韓歌手協会、『K-POP歌手の兵役問題はこのままでいいのか』公聴会開催」がこう伝えている。

「大韓歌手協会が『K-POP歌手の兵役問題はこのままでいいのか』という主題の公聴会を開催する予定だと12月11日に発表した。大韓歌手協会のイ・ジャヨン会長は『BTSの今後10年間の総経済効果は約56兆ウォン(約5兆円)に達し、平昌五輪を上回るという事実は国民みんなが知っている。BTSの経済効果でK-POPブランドとその価値は最高潮に達している。このような時期にメンバーが兵役に就いてツアー活動が中断されれば、韓流の未来に大きな障害になる』と述べた」

   ただ、イ・ジャヨン会長はあくまで、

「K-POP歌手の兵役を無条件に免除してほしいという一方的要求ではない。各界各層の意見を万遍なく聞いて、社会的合意を導くことが第一の目的だ」

と念を押したのだった。

(福田和郎)

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