50代、後悔しないために「今」できることをやる!【ひろ子ママの教訓 その5】
2020.02.11 16:45
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家族のあいだにわだかまりを感じたら......
恥ずかしながら、わたしと祖父との関係性の話を......。もともと私は鳥取、祖父は山口に住んでいたため、大型連休などで帰省しない限り、めったに会いませんでした。小学生、中学生までは夏休みに親と一緒に帰省することもありましたが、高校過ぎると会いませんでした。
ある親戚の集まりで、15年ぶりに祖父との再開。久しぶりに会った祖父からの最初の言葉は「わしには孫はおらん」でした。
30歳になったわたしの心に「ぐさっ」とささり、涙を堪えたことを覚えています。同時にこれまでの祖父の寂しさを感じました。
東京に戻ったわたしは、そこから毎月、祖父にハガキを書きます。内容は「元気? 健康でいてね」でした。届くと祖父から電話がかかってきます。当時のわたしの心境は『償い』もあったのかもしれません。祖父が亡くなるまでの期間のやり取りの中で、お互いの『わだかまり』は無くなっていたんじゃないかな、と思います。これは、後悔を解消できたパターンですね。
高校から大学を卒業するくらいまでを、家族と一緒に過ごした方は少なくないのではないでしょうか。でも、社会人になってからは、どうですか? 距離にもよりますが、実家と遠く離れた地に住んでいるので会うのは年に1~2回というのが平均的なのかなと思います。
たまに、家族に5~10年会っていないという方にお会いします。
「ある出来事がきっかけで会わなくなった」
「親から解放されたかった」
理由は、それぞれでしょう。
ただ、そのわだかまりを残したまま、家族に会えないままになってしまうことがあるのも現実です。