2020年 2月 21日 (金)

静かなブームの企業ミュージアム 「ためになる」テーマパークがあれこれ

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「儲かった! 損した」投資体験できる東証Arrows

   日本取引所グループが運営する東京証券取引所は、同社が運営する証券取引所のなかで最大規模。ここにも「注目企業ミュージアム」がある。「東証Arrows(アローズ)」だ。取引所ではかつては「立会場」に、証券会社の「場立ち」と呼ばれる担当者たちが立ち並び、手でサインを送りながら騒然としたなかで取引を行っていた。だがテクノロジーの進化で市場も効率化され、立会場に代わる施設として2000年に「東証Arrows」が開設された。

   施設内は各セクションを見学できるようになっており、ライブミュージアムの機能を合わせ持つ。「証券史料ホール」では歴史的史料を展示している。

   証券取引所ならではの仕掛けもある。「株式投資体験コーナー」では、自動車会社、銀行、ガス会社の3銘柄を1000万円の元手で取引する設定。モニターにさまざまな情報が流れ、株価はどんどん変化する。

   株価の上下や配信されるニュースを見ながら売買のタイミングを考えながら取引を進める。アクションのタイミングで儲かったり損したりするのは実際と同じだ。対戦型のシミュレーションゲームなので、ほかの参加者との勝負になる。終わるとランキングが出るので友人らと投資のことを考える、いいきっかけになりそうだ。「体験」は1日5回行われるが、これとは別に常設端末で株式の売買体験ができる。

   トヨタや東芝のミュージアムは、消費者にさまざまな製品化の取り組みを知ってもらうことで企業としての「信頼性」をアピールしたものといえる。

   東証Arrowsは株式のことを知ってもらい、投資家を増やそうという意図がうかがえる。企業によってミュージアム設立の経緯やコンテンツ、目的も異なり、なかには、一般に公開されていながらも、創業者の思想や信条を従業員と共有する目的で設立されたものもあるという。

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「行きたい! 企業ミュージアム」
イカロス出版
税別1700円

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