2020年 9月 29日 (火)

「爆走」トランプを終わらせる男!? 新星ブティジェッジ氏の勝敗を決める「モメンタム」(井津川倫子)

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「ブーツ、エッジ、エッジ!」って誰?

   今回の民主党の候補者選びで世界中が注目しているのは、間違いなくブティジェッジ氏でしょう。予想外の大躍進ぶりを「勢いが止まらない」と、各国メディアが報じています。

Buttigieg has the momentum in New Hampshire
(ブティジェッジ氏はニューハンプシャーで勢いを示している)
have momentum:勢いがある

   とにかく今のブティジェッジ氏には、「momentum」(勢い)というワードがピッタリのようです。

   マルタ共和国からの移民2世で38歳のミレニアム世代。8か国語を操り、米英の名門ハーバード大とオックスフォード大を優秀な成績で卒業した「神童」で、大学卒業後はマッキンゼー・アンド・カンパニーでコンサルタントとして活躍していました。

   29歳で地元のサウスベンド市の市長に就任してからは、持ち前のコンサルティング力を発揮して市の財政状況を好転させたと報じられています。同性愛者であることを公表していますが、個人的にはこの「momentum」のあるブティジェッジ氏が、「米国の未来」を一番象徴している候補者だと思います。

   ブティジェッジ氏といえば、その風変わりな名前がフォーカスされていますが、アラビア語由来の性で「ニワトリの父」という意味だそうです。米国人も発音が難しいらしく、「Boot-edge-edge」に聞こえると「笑われた」ことを逆手に取って、「『Boot-edge-edge』と大声で発音してみよう!」と、アピールに使ってきました。

   当初はジョークに過ぎなかった「Boot-edge-edge」がすっかり有名になって、今では「BOOT-EDGE-EDGE」とプリントしたTシャツやマグカップが売られているほど! 直訳すると「靴の端っこ、端っこ」という意味でしょうか? 「edge」(エッジ)には「鋭い」という意味もありますから、案外「エッジが効いた」ワードなのかもしれません。

   ニューハンプシャー州で健闘した後、ブティジェッジ氏はツイッターで次のメッセージを発信しました。

Join us as we turn the page and open a new chapter in the American story.
(我々と一緒に、米国の歴史のページをめくり新しい章を開こう)

   歴史的に、民主党は「候補者に恋に落ちる」傾向があるとされ、ビル・クリントン氏やバラク・オバマ氏といった魅力的な候補を見いだし、ホワイトハウスに送り込んできました。ブティジェッジ氏の「momentum」が一時的なものか、それともこのまま勢いを増すのか。勝利を決めるのは「momentum」次第のようです。

   それでは、「今週のニュースな英語」は、この「momentum」を使った言いまわしを紹介しましょう。

   動詞は「have」「gain」を使います。

He has momentum(彼は勢いがある)
You gain momentum(あなたは勢いがあるね)

   「lose」を使うと、逆の意味になります

You lost momentum(あなたは勢いを失った)
I sometime lose momentum after lunch
(私は時々、昼食の後に勢いが落ちる)

   文章で覚えなくても、「ブティジェッジ」「モメンタム」というだけで、言いたいことは伝わるでしょう。その際、「Boot-edge-edge」と発音することをお忘れなく!(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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