2020年 3月 30日 (月)

ビジネスシーンの「ここぞの勝負」 対戦ゲームでホルモン分泌上げて臨め!

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   「ホルモン」と聞いて、多くの人が「ホルモン剤」や「ホルモン焼き」を思い浮かべるのではなかろうか。いずれにしても、ホルモンには「癒し」や「活性化」の響きが感じられるだろう。

   実際のホルモンは、身体のさまざまな臓器を構成する細胞で作られ、別の臓器の細胞に働きかける化学物質。担うのは癒しや活性化だけではない。現在まで100種類以上のホルモンが発見されているが、その役割は多種多様。その人の性格から友達の数、食欲、睡眠の深さ、老化のスピード、寿命――など、さまざまな事柄がホルモンによって決定される。

   そんなホルモン研究の聖地である米ハーバード大学による、ホルモン「効果」を開設した一冊。

「ハーバード式 ホルモンを整えてハイパフォーマンスを引き出す 無敵の仕事術」(Harvard Business Hacks Researchers編、伊藤裕監修) 宝島社
  • ビジネスパーソンは年収が高まるほどホルモンを整えるなど健康管理を重視している
    ビジネスパーソンは年収が高まるほどホルモンを整えるなど健康管理を重視している

「インスリン」や「アドレナリン」も

   本書「ハーバード式 ホルモンを整えてハイパフォーマンスを引き出す 無敵の仕事術」は、米ハーバード大学をはじめとする世界最先端のホルモン研究を紹介するとともに、その知見を活用して、ビジネスシーンに役立てる最強メソッドを紹介している。

   ホルモンの効果を最大限に引き出せる簡単なアプローチ方法をシーン別に、NG行動と対照して解説する。

   わたしたちの体内では、外部からの刺激(ストレス)によって崩れそうになる身体の内部環境のバランスを保つため、日夜さまざまなホルモンが働いている。

   しばしば耳にすることがある「インスリン」や「アドレナリン」もその仲間だ。

   インスリンは、食事のあと血液中のブドウ糖が増えるとすい臓から分泌され血糖を下げる働きを持つ。高血圧症と並ぶ日本の国民病に一つ、糖尿病はインスリンの分泌に異常が発生し、うまく糖質代謝ができなくなるせいで、いくら食べても栄養不足に陥る。糖尿病の人がインスリンを注射するのは、糖質代謝と促すためだ。

   アドレナリンは、興奮と関係が深いホルモンで、強いストレスを感じたり、興奮して交感神経が刺激されたりしたときに副腎から分泌される。ストレスに対抗するために、身体の機能を一時的に向上させ、心拍数を上げたり、呼吸を早めたりする。

取引には「男性ホルモン」

   ビジネスの現場で効果があると考えられているのは、「テストステロン」などの男性ホルモン。短い期間で売買を繰り返すような証券投資家やトレーダーとして成功している人は、血液中の男性ホルモンの濃度が高いとされる。

   テストステロンは、リーダーシップを発揮することにおいて大きな力を与えてくれるホルモン。健康な女性にテストステロンとプラセボ(偽薬)を投与する2グループに分け経過をみたところ、テストステロン投与群ではプラセボ群に比べて「寄付」を行う金額が増えたことが報告された。

   テストステロンにより、社会に貢献したい気持ちが強まったためだ。

   これらホルモンの分野で、ハーバード大学医学部では最先端の研究が行われている。副腎皮質から分泌されるホルモンの一つ、コルチゾールの研究で知られるは脳神経外科医、ハーヴェイ・クッシング氏も同大学に在籍していた。コルチゾールは、ストレスを感じると分泌が高まり血糖を上げる働きを持つ。クッシング氏は、コルチゾールの過剰分泌で起こる病気を発見(1912年)したことでも有名で「クッシング症候群」と名付けられているが、その症状はメタボリックシンドロームの症状と酷似しており、最近の研究ではメタボ患者の脂肪組織ではコルチゾールが過剰に働いていることが明らかになってきたという。

深夜作業は間接照明で......

   ホルモンは、ふだんは無意識に分泌されているが、その役割や効果、分泌のタイミングをよく理解すれば、身体のバランスをコントロールすることが可能。本書では「仕事で成果を上げるため」「周りの評価を上げるため」「現在の仕事に充足感を抱くため」――などの目的別に「ホルモン活用法」を紹介。ほかに、ビジネスパートナーにやる気を出させる、あるいは、心を開かせる―などのための「ホルモン操作術」や、ふだんからホルモン力を高めるための習慣づけのアドバイスが収められている。

   ホルモンは親しみのある言葉ではあるが、その内容は医学系。自分でコントロールといっても難しいのではなかろうかと思われるかもしれないが、そんなことはない。

   たとえば「ここぞの大一番に勝つ」ことを望む場合。「推奨行動」は(1)勝負の時間は朝にする(2)深夜作業するには間接照明の下で(3)ゲームセンターで対戦ゲームをする――。そして「NG行動」は「昼夜逆転の生活をする」

   「勝負」の決め手となるホルモンの一つは、テストステロン。その分泌は朝に大量に行われ、夜に向かって減少する。夜に部屋の明かりをフルにつけていると減少速度が加速するという。

   「朝のように明るくするほうがよいのでは」と考えるのは間違い。深夜に作業する必要がある場合は間接照明にすべきだ。対戦ゲームは、心配性の人や本番に弱い人の事前準備に最適という。闘争本能がかきたてられ、テストステロンは他人と競うなかで分泌量が増加する性質がある。

   「昼夜逆転の生活」が「大一番に勝つ」うえでNGなのは、もうわかるだろう。フリーランスで自宅作業をしている人は生活のリズムが崩れがちだ。生活のリズムをなるべく一定に保つことを心がけ、深夜に作業をしなくてはならないときがあっても慢性化しないよう、アドバイスしている。

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「ハーバード式 ホルモンを整えてハイパフォーマンスを引き出す 無敵の仕事術」 Harvard Business Hacks Researchers編、伊藤裕監修
宝島社
税別1500円

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