2024年 4月 19日 (金)

【尾藤克之のオススメ】新型コロナウイルス対策で注目? 「バイオハック」なライフスタイルで打ち勝つ!

   新型コロナウイルスは、いま人類を恐怖に陥れています。

   そのようななか、「バイオハック」という健康法に注目が集まっています。「バイオハック」とは、科学的知見に基づくさまざまな健康法を実践、検証しながら、自らの肉体、精神、頭脳のパフォーマンスの最適化を目指すことです。

   「バイオハック」は、いまや米国のシリコンバレーやビバリーヒルズ、ニューヨーク、英国・ロンドンなどの欧米を中心に、世界的なムーブメントとして広がりつつある最先端のライフスタイルです。いったいどのようなものでしょうか。

「バイオハック 肉体・精神・頭脳のパフォーマンスを最適化する技術45」(井口晃著)SBクリエイティブ
  • 健康第一! できることから少しずつ……
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「バイオハック」とはなんなのか

   著者の井口晃さんは、まさにこうしたバイオハックを日々実践している「バイオハッカー」です。食事から睡眠、メンタルまで、日々世界中から最先端の健康情報を入手、実践しています。

   井口さんは、

「バイオハックは単なる健康法ではなく、科学的な裏づけのある方法です。根拠に乏しい『迷信』でないのはもちろん、古来、経験的に伝承されてきた『おばあちゃんの知恵』的なものとも違います。バイオハックは、臨床データや疫学データ、化学実験などの科学的知見に基づいた有益このうえない『情報』なのです」

と説明。

「各種生体検査は、その筆頭といえるでしょう。血液や尿、便を生化学的に分析し、今の自分の体には何を補ったらいいのか、あるいは何を排出したらいいのかを特定し、専門医と相談のうえ、足りないものは食事やサプリメントで補い、余計なものは排出を促します」

   井口さんは、再度、同じ検査を受けてビフォア&アフターを確かめることで、自分のカラダにとってのベストな回答を導き出すことができると解説します。

   さらには...... こと「バイオハック先進国ともいえるアメリカには、自らの健康維持に主体的にとり組んでいる個々人のニーズに呼応するように、各種専門検査も含めて、予防医学に力を注ぐドクターや、腕のいい施術者がたくさんいます。カイロプラクターもドクターとして認められているなど、西洋医学に収まらない医療行為についても資格制度が整備されています」。

「食習慣にしても、いまだにジャンクフード店は多い一方、食材の品質にこだわっている飲食店や、アレルギー対応が細やかな飲食店もバリエーション豊かにあります。オーガニック食品専門店も多いことはもちろん、最近は、ごく普通のスーパーでも品揃えが充実してきました」

   そう、話します。

まずは3週間、続けてみること

   バイオハックとは、カラダの健康度を上げるための生きかたであり、ライフスタイルを、科学的な情報に基づいて「アップグレードする」ということだと、井口さんは言います。

「たとえば、私は今でこそ野菜とタンパク質メインの食習慣になっていますが、最生き方初はサラダやグリーンジュースが嫌いでした。でも、続けるうちに野菜の自然な甘味などがわかるようになり、今は素直に『おいしいな』と感じます。続けたことでカラダが変わり、本当に体が欲しているものを『おいしい』と感じるように味覚にも変化が生じたわけです」
「ご飯やパンなどの炭水化物や砂糖をとらない『糖質カット』を実践したところ、最初はよかったのですが、次第にパワー不足になっていきました。私はもともと基礎代謝が高く、摂取したエネルギーをすぐに消費する体質です。食べてもすぐにお腹が空くことから、それはわかっていました。さらに私はエネルギー源として一定量の炭水化物を必要とする体質だとわかったので、1日1回、お米を食べるようにしました。いまはパワー不足と感じることはありません」

   このように、自分のカラダに起こる変化を見ながら、ベストアンサーを探っていくプロセスそのものがバイオハックです。

   まず1週間、さらに2週間と、トータル3週間は続けることの必要性を、井口さんは示唆します。本書に書かれていることを実践していけば、健康なカラダを手に入れることができます。毎日継続できることを、少しずつ取り組んで行きましょう。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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