ビットコインが大きく値上がりして1BTC=100万円を超えた。この急上昇で、各大学がどう動いたかが、第3週(2020年5月4日週)の見どころ。堅実に利益を積み上げた明治大学のIT。専修大学のゆうは1BTC=91万円で「買い」と攻めた。慎重に構えた慶応義塾大学の馬医金満は、1987年の「ブラックマンデー」を予測した著名な投資家の動向に注目。今後の動向を注視するというから、やはり目の付けどころが違うのか......。ここは堅実に利益を積み上げる(明治大学)4月29日(木)朝起きて、BitMEXブログをチェックしていたところ、衝撃的なニュースが目に飛び込んできました。「日本の居住者の皆様へ」というタイトルの記事で「2020年5月から、日本の居住者のBitmexの利用が不可となる」というのです。困りました。また一からどこかで口座開設しなればいけません。しかも、私は現在19歳の未成年。未成年で口座開設するのは、成人が口座開設するよりもかなり面倒なのです。しかし、憂いていても仕方がありません。私はネットで未成年でも口座開設できる取引所を探しました。そうして行き着いたのが、bybitという取引所です。bybitは、取引通貨の種類の豊富さこそBitMEXに劣るものの、BitMEXと同じように海外の取引所ながら日本語に対応する優良な取引所です。今後は、bybitで取引していきますので、よろしくお願い致します。そしてBitMEXさん、短い間でしたがお世話になりました。5月1日(金)ビットコイン(BTC)相場はとどまるところを知らず、100万円にまで到達してしまいました。まさかここまで上がるとはビックリです。私は先日、8200ドルで利益を確定しましたが、あと少し待っていれば利益は倍以上になっていました。惜しいことをしました....。しかし、初心者は初心者らしく、欲張らずに取引していかなければなりません。次に期待です。5月2日(土)ビットコインは、とてつもない勢いで100万円を突破しましたが、やはり高騰したがゆえ、落ちるのも早かったです。昨日0時に安値をつけた後に少し上昇し、Wトップ(上昇した相場の山が二つあるチャートの形)の予感も漂わせましたが、結局そこまで大きくは戻らず、その後どんどんボラリティが小さくなり、レンジ相場となりました。どんどん収束していき、ついにレジスタンスライン(上値抵抗線。相場がその水準よりも上昇しないと思われる水準のこと)とサポートライン(下値支持線。相場がその水準よりも下落しないと思われる水準のこと)が合わさりました。このあと価格がどちらのラインを上に抜けるか、または下に抜けるかが、その後のトレンドになると思いました。そうして、価格はレジスタンスラインを上抜けたため、23時58分、数量40枚、1BTC=8936米ドルを成行で買い注文をしました。利食いラインは9060ドル、損切ラインは8720ドル。さあ、これからどうなるのか......。5月3日(日)0時25分、見事1BTC=9060米ドルで利食いされました。午前1時には9200ドルまで上がり、前回のトレードと同じくだいぶ早めに利益を確定してしまったことにはなります。とはいえ、やはりここは堅実に、勝利を積み重ねたと前向きに捉えようと思います。◆児山将のワンポイントアドバイス国内の仮想通貨交換業者では20歳以上75歳以下でないと取引ができないという状況もあり、ハンデを負ってしまっています。Bybitでは、基本的にビットコインを証拠金とするため、取引を行わない場合でもビットコインそのもの価格変動により資産が変動してしまうというリスクもあります。そのような状況で、無事にプラスで終えることができ、何よりです。価格変動が激しいビットコインでは、振り回されずに自身のペースで取引を進めていくことが重要です。堅実な取引で着実に利益を積み重ねていってほしいですね。前週からの損益 プラス50円5月6日現在 1万228円ビットコイン「半減期」にどう動く?(慶応義塾大学)みなさんこんにちは。馬医金満です。2020年も慶應の代表として、カソツー大学対抗を担当させていただくことになりました。1年間、どうぞよろしくお願いします!さて、今週は取引を見送りました。ビットコイン(BTC)が、かなり値上がりして100万円を超えていたのですが、半減期による期待感で、これ以上伸びていくのか、あるいは適正な価格なのかを判断することが、ちょっと難しかったため、今回は売買せず、一たん様子を見ようかと思いました。ちなみに今週、ビットコインはかなり値上がりしたのですが、他のアルトコインは逆に値下がりした銘柄がほとんどになっています。イーサリアムは2万2000円台、リップルが23円台で推移していて、昨年に比べたら、ちょっと安くなってるな?といった印象なので、今後割安だったら、適宜取引していきたいと思います。さて、今週の大きなニュースとしては、著名な投資家であるPaulTudorJones氏がビットコインへの先物取引を検討しているということでしょうか。Jones氏は1987年の「ブラックマンデー」を予測した人物としても知られる著名資産家であり、同氏が運用しているヘッジファンドの資産は4兆円にものぼるといわれています。米紙ブルームバーグの報道によると、Jones氏は中央銀行のインフレリスクをヘッジする手段として、ビットコインが「ベストチョイスの一つ」に入ると指摘しました。今後、コロナウイルスの状況も関係して、ビットコインをはじめとした仮想通貨が安全通貨として需要側に寄っていく可能性も十分にあるのかなと考えています。来週は大きなニュース等で値動きがあった場合短期間で取引をしようと思っています。では、また来週!◆ 児山将のワンポイントアドバイス著名投資家が仮想通貨への投資を強めることから、新規マネーが流入するということはしばしばみられます。2017年にも、日本ではcis氏などのフォロワーを多数持つ投資家が仮想通貨への投資を行っていることを表明すると、上昇トレンドに拍車がかかりました。「割安」というコメントがありましたので、ビットコインの適正価格の参考とされているハッシュレート分析によると、妥当価格は91万円前後とされています。妥当価格から乖離することはあるものの、過去の値動きでは、この価格を挟んで推移するため、取引の参考にしてみてください。【補足】ハッシュレート=マイニング(仮想通貨の新規発行や取引承認に必要となる計算作業)する際の速度を表す指標。ハッシュレートが高いということはマイニングを行う処理能力が高いということです。ハッシュレートが高くなる要因には、マイニング参加者の増加があげられます。マイニングに参加、投資する参加者の増加率を確認できるという意味合いで、ハッシュレートは重要度の高いデータの一つといえます。※フィスコが定期的に配信しています。前週からの損益 プラス・マイナスゼロ5月8日現在 1万円待ちに待った「半減期」!落ちたところを買う(専修大学)おはようございます。専修大学のゆうです。取引ですが、なんだか完全に乗り遅れてるようで、まあ笑顔で見守ってくださるとうれしいです。さて、5月12日はお待ちかねのビットコインの半減期が来ます。半減期の説明については省きますが、過去の半減期と照らし合わせると最初の半減期は2012年11月28日で、2回目は16年7月9日でした。この間のビットコインの値動きは徐々に上がり、そして大きく値上がりました。しかし、これは投機的なある意味マーケットが過熱しすぎていたと、私は考えていて、次のように考えます。(1)半減期が来る。(2)一時的にビットコインの価格下落(3)価格の回復じつに単純なモデルですが、私はこのモデルのもと、取引に臨みたいと思います。マネックス証券が発信しているメディア「マネクリ」には、「BTC(ビットコイン)は買い継続を予想するも、半減期後の急落には要警戒」。「来週(5月11日週)は買い継続を予想するも、半減期(12日)後の急落には要警戒です。直近の上値として1BTC=110万円(1万300ドル)、下値として1BTC=91万円(8500ドル)を意識」とありました。参考リンク:https://media.monex.co.jp/articles/-/14016これにより、1BTC=91万円近辺の値段で指値買いするつもり。半減期当日までニュースを集めていこうかと......。ところが、この原稿を書いていた5月10日に、ビットコインの値崩れが起こり、指値注文が通りました。0.01BTCを91万円で買いました。保有資産は、日本円900円と0.01BTCです。◆児山将のワンポイントアドバイス高橋さんの半減期後の値動き予想と、私の予想もほぼ同じです。半減期を迎えることで、これまで1日あたり1800BTC、約18億円の売りが9億円になります。ただ、ビットコインの1日の売買代金は3兆円を超えるため、このインパクトはほとんどないと考えられます。ビットコインは、4月に半減期を迎えたビットコインキャッシュに近い値動きとなっており、1か月ほど前に30%ほど上昇し、その後は上げ幅を戻す値動きとなりました。ビットコインもこの値動きに近い動きとなりそうです。見ておいていただきたい点は直ぐに影響が出ると思われるマイニング状況を示すハッシュレート(慶応義塾大学の【補足】参照)です。マイニング報酬が半分になれば、マイニングを続けていけるマイナーは減少し、ハッシュレートが下落するでしょう。そうなると、ビットコインのブロックチェーンは弱くなり売り材料となります。これは、ビットコインは次のマイニングの難易度調整が訪れる5月19日あたりまで変わらない可能性が高いでしょう。前週からの損益 プラス325円5月10日現在 1万325円ビットコインの激しい流れに乗れず......(中央大学)5月10日(日)こんにちは。カンタロです。やっと口座が開設しました。が、5月12日にビットコインが半減期に突入するとのことで、値動きが激しい週になりました。きょうは大幅に値下がりして始まり、ビットコインの下げ幅は前日比で一時14万円を超え、100万円を割り込んだとのこと。売り注文が増えていますね。半減期を迎える中での、変動が激しく、初心者の自分にはどこで買いの判断を出すべきかの判断が難しく、今週の取引は一たん静観という道を選ぼうと思います。12日の半減期後の動向をみて、来週の取引を判断しようと思います。過去の半減期の状況から判断すると、「一たん暴落→次の半減期に向けた穏やかな上昇」という流れが続いているので、今回も同様の流れが続くのではないかなと予想しています。1回目の下落から次の下落まで、12.5ドルから647ドルまでの50倍の価格上昇が起こったとのことで、今回もどこまで上がるのか注視していきたいと思います。「半減期後の需給引き締まりや景気回復を受け、2019年高値の1万4000ドル程度まで上昇余地がある」との見解も出ているみたいですね......。参考リンク:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58880830Y0A500C2EN2000/5月10日時点の総資産は1万円です。そして、今週の興味深いニュースでいくと、著名投資家のポール・チューダー・ジョーンズがビットコイン先物取引を検討している、とのニュースがありました。発行上限によるプレミア価値について言及しています。ゴールドヘッジからに代わる新たな資産への需要が生まれているようです。長期的な視点でも、ビットコインを追って行くおもしろみが、また出てきました。この先も楽しみです。◆児山将のワンポイントアドバイス半減期に向けた値動きに終始する1週間でした。カンタロさんが書いているように、イベントに対しての値動きの予想は、過去を参考にする方法があります。1回目の半減期後には50倍、2回目の半減期後には22倍へ上昇しています。ただ、以前と現在では状況が大きく異なる為、4月に半減期を迎えたビットコインキャッシュの値動きを参考にすると、1か月ほど前から30%以上の上昇となった後に、半減期前に下落し上げ幅の半値ほど下落しました。ビットコインもほぼ同じような値動きとなっています。半減期後には、ハッシュレート(マイニングする際の1秒あたりの計算力、採掘速度のこと)の低下が不安視されていたものの、そうはなっていない為、この状況はビットコインにはポジティブな材料と言えそうです。前週からの損益 プラス・マイナスゼロ5月10日現在 1万円
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