2024年 4月 27日 (土)

就活生あるある!? 役立つけどウザくもあるサイトの「あなただけに」メールとの付き合い方(叶多凛)

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   就活の情報サイトに、ほんの軽い気持ちでメールアドレスを登録してしまったのが間違いだった。

   会員登録をしてしまったら最後、毎日山のようにメールが届くようになった。受信フォルダを開くのも面倒くさくて一日放置していたら、30件以上の通知が......。

   「何これ面倒くさい、どうしよう」なんて思いながら、きょうもメール削除に勤しんでいる。

  • メールのやり取り、友人とは楽しいけれど……
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多すぎる! 就活サイトからのメール

   某大手就活サイトの2社をはじめ、現代はありとあらゆる就活サイトがインターネット上で運営されている。「超」が付くほど有名なサイトもあれば、「知る人ぞ知る」的なサイトまで、種類はさまざまである。

   そのほとんどに共通して言えるのは、「サイトからのお知らせメールが多すぎる」ことではないだろうか。「就活サイトからのメール多すぎじゃない? 通知うるさいから退会するわ」なんて話もけっこう耳にしたりするので、これはわたしに限った話ではないだろう。いわば、「就活生あるある」とでも言えるのではないだろうか。

   今回、わたしが登録した(してしまった)サイトは、どちらかというと「知る人ぞ知る」的なサイトだった。それまでも某大手就活サイトなどには一応登録していたけれど、そういったサイトから流れてくる「おすすめ求人」などの情報を活用する気がさらさらないという、わたしの可愛くない性格から、すべてのメールの配信をオフにしていた(そうやって配信設定を細かく調整できるのは、大手サイトのいいところであるが)。

   そこに来ての、一日30件以上のメールである。率直にビックリした。いやいや、そんなに送ってくるんかい。わたしには、そのメールをマジメに全部読む気力はないです。まあ、登録したのは自分なんだけど。

「あなただけに」は「わたしのため」じゃない!

   なんて言いつつ、やっぱり気になってしまって、初めのうちはちょこちょこメールをチェックしていた。

   どのメールも、

「あなただけの特別選考」
「あなただけに送っています」
「あなたにピッタリな企業です」

なんて、キラキラした言葉で飾られている。

   いや、わたし自分の大学名ぐらいしか登録してないんですけど......。なぜにそれだけの情報で、「あなたにピッタリ」とかわかるんだ?

   案の上というか、当然の帰結というか、「信用ならん。そしてメール多すぎ、うっとうしい!」とやっぱりイヤになった。

   結局のところ、当たり前だが、このようなスカウトメールは「わたしのこと」を考えて、「わたしにピッタリ」な企業を教えてくれるなんて、そんな都合のいいものではないのだ。これを言ってしまっては元も子もないかもしれないが、「就活サイト」だってどこかの企業が利益を出すために運営している一つの手段なわけで。そのことに気が付いたとき、こういうメールは冷静にナナメ読みするのが「吉」だなと思うようになった。

   「あなただけに」なんて言われてメールを送られたら、そりゃやっぱりちょっとうれしくなるけど、期待はしすぎない。それくらいのゆるい距離感が「就活サイトからの『あなただけ』メール」とのほどよい付き合い方なんじゃないかなと思う。

   そんなことを考えながら、きょうもまたメールを一通、削除した。(叶多凛)

鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
現在、東京都内の難関私立大に通っている3年生。現役就活生として、今まさに就職活動中の立場だからこそわかる、最近の就活の実態をつまびらかにしていきたい。
自分と同じ、来春(2021年)卒の学生には共感の場を、これから就活を控える2022、23年卒の学生には、就職活動にはびこる企業の体裁と内情の乖離を、正確に把握するための機会になれば、と思う。
そして、意中の企業に就職して、すでにキャリアを積んでいるであろうビジネスパーソンさんには、さまざまな企業の採用戦略をエンターテインメントとして読んでいただければ、うれしい。
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叶多 凛(かなた・りん)
現在、東京都心から少し離れた自然あふれる私立大学に、のびのびと通う4年生。「学部4年生×就活生」というのはいささか不思議に思われるかもしれないけど、そうワケありである。
現役就活生として、シューカツのあれこれを率直に書いていきたい。就活に励んでいる「同士」には、「あるある」と思わず膝を打つような、まだまだ就活なんて!という学生には、シューカツの一端を覗いてもらえるような。そんな内容にできればといいな、と思う。
テーマは「就活も楽しむ!」。いろいろな企業に赴き、さまざまなビジネスの話を聞くことができるのは、就活生だけの「特権だ!」と思っている。そんなふうに就活できたら、イヤな面接官も撃退できるかも。なんて考えている。
得意なのは、英語。今夏の東京五輪・パラリンピックでは、世界中から訪れる報道陣の手助けをするインターンシップにも登録。こちらも、ガンバル!
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