2020年 9月 29日 (火)

【尾藤克之のオススメ】ホントなの? 正しい言葉の使い方を学べば、広がる噂を収束できる!?

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   文部科学省の「不登校重大事態に係る調査の指針 2018(平成30)年9月」によると、子どものいじめと認定された約6割が「言葉」であることや、SNSが舞台になっていることが明らかにされています。

   しかし、いじめは子どもの世界だけの出来事ではありません。大人の世界でも多くの「言葉のいじめ」は存在します。いまこそ、正しい言葉の使い方を学ばなければいけません。

「いじめのことばから子どもの心を守るレッスン」(堀田秀吾著)河出書房新社
  • 悪い噂は瞬く間に広がる……
    悪い噂は瞬く間に広がる……
  • 悪い噂は瞬く間に広がる……

学校でよくある「現象」

   あるとき、ケータイのLINEにメッセージが入りました。

   見てみると、仲良しのグループLINEで、発信者は直美です。

「ねえ、由美子のこと聞いた?」
「えっ、どうしたの?」
「あの子、きのうのお昼休みに、浩二くんのこと突き倒したらしいよ」
「本当に?」
「真由美も見たって」

すると、他のメンバーからも続々とメッセージが届きます。

「やだ、こわーい」
「そういえば、わたしも由美子に無視されたことあるしぃ!」
「クラスで誰かが花瓶を壊してたけど、それも由美子かもよww」
「先週、体育の時間に聡子の財布が盗まれたけど、それも由美子かもね!」

   みんなの空気に乗せられて、ついつい言ってしまいます。

「このまえ、由美子に怒られたことある。怒らすと手がつけられないんだよね、あの子」

   いつの間にか、「由美子悪人説」が成立しました。悪い噂は、どうして起こってしまうのでしょう。

   本書の著者、堀田秀吾さんはこう説明します。

「悪い噂の発生のメカニズムには、少なくとも二つの心理学的な現象が含まれています。一つ目が観察者バイアス というもの。観察者バイアスというのは、人は『自分の意見や価値観に都合の良い情報しか見ない』という歪んだものの見方のことです。このバイアスがまるでフィルターのように働き、由美子に関するいろいろな行動や情報の中から、悪い人なんじゃないかと思える情報だけを拾って見るようになり、聞こえてくるようになります」
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員
代議士秘書、大手コンサルティングファームで、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事。IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/故・橋本龍太郎元首相夫人)を運営。NHK、民放各社のテレビ出演、協力、経済誌などの掲載多数。著書は多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。
経営学修士、経済学修士。東京都出身。
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