2024年 4月 26日 (金)

【尾藤克之のオススメ】ドン・キホーテの「テーマソング」を歌う伝説の部長の仕事術

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最初はみんな、鼻で笑っていた

   田中さんによれば、最初のうちはみんな、そのやり方を鼻で笑っていたそうです。ほかの売り場の担当にしたら、「変なことをやっているな」と思っていたはずだと。

「売り上げが伸びるにつれて、横目に見ていた担当者が真似をするようになりました。同時に売り上げを伸ばし、気づいたら店丸ごと派手なディスプレイになっていて、全体の売り上げも伸びていったのです。以降、ジャングルのようなディスプレイは、ドン・キホーテの店舗全体のディスプレイとして定着し、売り場とにディスプレイで個性を出していくスタンスになっていきました」
「いいアイデアは自分ごとになってはじめて、人に刺さるものが生まれるのです。自分がクライアントやお客だったら、こんなの絶対おもしろい!と自分が本気でおもしろい、楽しいと思えるかがカギなのです。私自身、ディスプレイのアイデアを企画書にしたのではなく、『自分がこんなディスプレイに囲まれていたら楽しいな、お客さんも絶対に楽しいでしょ』と思って作っていったのです」

と、田中さん。

   自分が本気で楽しんでいることは、人に絶対伝わります。ドン・キホーテのように社員に任せる会社としての器量も必要になりますが、自分が好きなこと、楽しいというのは武器になるということです。

   本書は、「仕事がつまらないと感じている人」、「生産性を上げて働きたい人」、「仕事の成果をもっと上げたい人」、「職場の人間関係に悩みを抱えている人」にオススメできます。(尾藤克之)

<著者プロフィール>
田中マイミ
3歳の頃からピアノを習い始め、音楽と歌が大好きな幼少期を送る。高校在学中に、大阪で行われた第1回ヤマハシンガーオーディションにて延べ700人の中から優勝。高校卒業後、上京。ヤマハネム音楽院に入学後、19歳でボーカリストとしてメジャーデビューした後、シンガーソングライターとして活動して全3枚のシングルを出す。 ドン・キホーテでは、新店舗立ち上げ、マーチャンダイジング、商品本部の組織作りも行い、営業部長に昇格。当時、年間800億円の売り上げ部署で延べ1万人の人財育成を行いながら、実質的No.3で20年以上幹部として活躍。現在は、エグゼクティブコーチ、経営コンサルタントとして活動している。
Miracle Shopping~ドン・キホーテのテーマ~

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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