2024年 4月 26日 (金)

早大、明大が取引手法見直してトライ! 利益積み上げに成功 慶大はやや後退(1)【FX大学対抗戦 第18週】

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   今週(2020年8月17日週)は、早稲田大学と明治大学がそれぞれ、これまでの取引手法を見直してチャレンジした。早大はこれまでの投機筋を使った取引をやめ、「初心に戻って」レジスタンスライン・サポートラインを使った取引手法に変更。二番底を狙ってエントリーすると就寝前に決済して、ガッチリ!

   明治大学も、これまでの買いと売りを混ぜる手法に違和感を覚え、取引を見直し。「利益効率が改善された」と、プラスを確保。「手法に不備があれば躊躇なく変更していきたい」と気持ちを引き締める。

   慶応義塾大学は英ポンドで取引を継続するも、今週はやや後退。専修大学は夏風邪がなかなか治らず、取引できずにいる。

  • 早稲田大学、明治大学が着実に前進!
    早稲田大学、明治大学が着実に前進!
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トルコリラが再び最安値(早稲田大学)

   今週(8月17日週)は一たん、今まで頼ってきた投機筋を使った取引をやめ、初心に戻って抵抗線(レジスタンスライン=高値圏で上昇する値段の抵抗となっている価格帯のこと)・支持線(サポートライン=底値圏で下落する値段を支えている価格帯のこと)から値動きを予想して取引した。

   今週前半は下降トレンドで、自分は今まで基本「買い」エントリーをしてきたため、今回も買いのタイミングをうかがっていた。

   8月19日(水)に、ギリギリ1ドル=105円を下回らないところで上昇し始めたため、そこに支持線(サポートライン)を引き、その付近まで下がってくるのを待っていた。

   先ほどのトレンド転換は19日朝のことだが、さっそくその日の夜にほぼ同じ値まで下がったので二番底(wみたいな形のやつ)と判断して1ドル=105.2013円で300通貨エントリー、寝る前に決済したかったので、105.6134円で決済した。

   今週の取引はこれだけで、143円の利益を得た。

   さて、次はトルコリラ。最初のほうにかなり関心を寄せていたが、最近投機筋によるドル円取引に力を入れていたため放置ぎみであった。しかし、久しぶりにトルコリラの相場を見るとすごいことになっていた。

   前週、いつの間にかリラ円が最安値を更新していた。これは買い取引をしたい自分としては、これから目が離せなさそうだ。

   さらに、今週はトルコの政策金利発表があった。自分はリラ安が進んでいるから、政策金利を上げるべきなのではと思い、前回の8.25%から上昇すると予想した。その根拠としては、現在トルコは東地中海でギリシャやEU(欧州連合)とガス田開発を巡ってバトルしているわけだが、黒海のほうでガス田が見つかったということで、トルコ経済の回復が見られそうだったからだ。

   しかし、市場は8.25%キープと予想していたので、ここで調子にのるとヤバいかもと思い、今回、経済指標取引は控えることにした。

   結果、市場の予想どおり8.25%で変動なしだった。この結果が自分は納得していないが、そんなこと言っても仕方ないので、自分の予想がハズレたことをきっぱりと認めて次の取引の準備をしようと思う。 今回の政策金利発表では取引をしなかったが、トルコリラは様子見ということで今後もっと注視していこうと思う。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ドル円を1ドル=105円まで引き付けたナイストレードです。動きがない相場のなか、105円は非常に意識されている節目となっており、7月末にあった105円割れの期間は短時間であったことから、そのレベルは買いが入りやすい水準だったのではないでしょうか。
さて、トルコの政策金利に抱く気持ちは市場参加者の多くは同じだと思います。市場予想は変更なしとされていながらも、経済状況を鑑みると利上げが行われるのが自然。しかしながら、エルドアン大統領の意思もあり、利上げは据え置きになったのではないでしょうか。
しかしながら、このままいくと年内に利上げを行われる可能性は高いのではないかと思います。次回の政策金利は9月24日となっています。

前週からの損益     プラス 143円
8月21日現在       1万1918円

取引を改善、プラスを確保(明治大学)

   こんにちは。明治大学投資サークルBreakouts!の池田慶吾です。

   今回はこれまでの買いと売りを混ぜる手法に感じた違和感と、改善についてお話しします。

1.直近2週間のテスト
   これまでは15時の時点で、前日比で最も上昇している通貨ペアを買い、最も下落している通貨ペアを売りとしていました。
   その結果、半分以上の取引で損切りになったほか、買いも売りも損切りすることもあり、資金は増えませんでした。

2.気づいたこと
   この手法を試していく過程で、〈ドル円売り+クロス円買い〉のエントリーが最多で、ほとんどドル円を損切りしていました。
   これはリスクセンチメンタルの反映が影響していたと考えています。相場が強気の場面では、ドルストレート(ユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドル)が上昇しているため、ドルが売られています。その場合、ドル円は他のクロス円通貨ペアが上昇するなか、円安との引っ張り合いになってしまって、上げが鈍いために「きょうはドル円が弱い」という判断になってしまうのだと思いました。

3.改善
   ここで考えたのは、ドル円は取引に向かないため、クロス円で前日比の絶対値が大きいものを単独で取引するという手法です。
(例)
最もあげているのがカナダドル(前日比プラス1円2銭)、最も下げているのがドル円(マイナス0円5銭)なら、カナダドルの買いのみエントリーします。

4.実際の取引は下記のとおりです。

今週は余計な取引をやめたことで、利益効率が改善されたかと思います。まだ改善点があるとは思うので、今後もマーケットの状況を注意深く監視し、手法に不備があれば躊躇なく変更していきたいと考えています。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
毎週着実に改善点を発見し、最適化に向けて取引を絞り込めている検証の様子が伝わってきます。まさに池田アルゴリズム! 現在の相場は動きが鈍い日が多いため、難易度は高いと思いますが、数か月続けることによりエッジのある売買戦略が見えてくるかと思います。
直近の取引では、かなり成果を上げているようですので、この売買戦略が完成された時には2字曲線のようなパフォーマンスを上げるのではないでしょうか。夏枯れ相場を終えて、相場変動が激しくなった際のパフォーマンスに期待しています。
ちなみに、過去の相場において8月末買い12月末売りは株式でもクロス円でも高いパフォーマンスを発揮しているため、そのあたりも検証してみてください!

前週からの損益   プラス62円
8月21日現在      9112円

プロフィール
早稲田大学 塩野勇輝(しおの・ゆうき)
商学部2年。早稲田大学 株式投資クラブfoward所属。
趣味のバンドではドラム担当。韓国ドラマの鑑賞は小学生時代からの趣味で、現在は字幕や吹替なしで毎日観ています。ルービックキューブをはじめとするさまざまなパズルゲームも好き。将来の夢は、webマーケティング会社の経営者。リアルマネーでの取引は初めてですが、「慎重さを兼ね備えた大胆さ」をモットーに取引したいと思っています。また、自分の金融リテラシーも高められたらな、と思っています。
目標到達金額は利率100%の2万円。どうぞよろしくお願いします。
東京都出身。
明治大学 池田慶吾(いけだ・けいご)
文学部2年。
明治大学Breakouts!元幹事長。大学投資連合USIC元副代表。
ファンダメンタルズ分析を中心に取引していきたいと思います!
@Bimoku_shurei(本人Twitter)
@Break_Outs(サークルTwitter)
慶應義塾大学 ビリオネア
商学部2年。FX取引は歴1年ぐらいの初心者。かなりの飽き性だが無理せずコツコツと腕を磨いていきたい。専ら最近は、ファンダメンタル分析より値幅を使ったテクニカル分析を勉強中。
専修大学 不思議ちゃん
専修大学投資研究会TAMAGOに所属。投資経験は1年ほどですが、毎日アルバイトをしているため、あまり経験がなく、今回のFX大学対抗戦を機会に、もっと実践を積みたいと思います。将来はサンエックス株式会社の経理部に入社したいと願っています。好きなキャラクターはすみっコぐらし
お手柔らかにお願いします。
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