アパートメントホテルが「ニューノーマル」 大阪のリーガロイヤル月15万円から長期滞在プラン

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ホテル業界の「ニューノーマル」

   コロナ禍のなか、ホテル業界は厳しい状況が続いている。観光庁が2021年2月17日に明らかにした「旅行・観光消費動向調査 2020年 年間値(速報)」によると、2020年の日本人国内旅行消費額は前年比54.9%減の9兆8982億円で、このうち宿泊旅行は54.9%減の7兆7394億円と大幅に落ち込んだ。

   2021年になってもコロナ禍の出口が見えず、ホテル業界は新規需要の掘り起こしに努めている。その中で、「ニューノーマル」となっているのが、長期宿泊プランの提供だ。

   口火を切ったとされるのが、帝国ホテル 東京のサービスアパートメントだ。スタジオタイプの客室利用による月額(30泊)36万円をスタートプランとして、3月15日から提供すると発表して注目が集まった。専属のサービスアテンダントがあり、駐車場やフィットネスセンター・プール・サウナが無料で利用でき、パソコンブースやビジネスラウンジも用意―など、付帯サービスの充実ぶりに驚きの声があがった。

   帝国ホテルに追随して、ほかの高級ホテルからも次々に長期滞在プランが発表され、今回のリーガロイヤルホテルもその一つだ。ホテルニューオータニ(東京都千代田区)やストリングスホテル東京インターコンチネンタル(東京都港区)、セルリアンタワー東急ホテル(東京都渋谷区)などでも長期滞在プランを設けている。

   また、京王プラザホテル(東京都新宿区)は、長期滞在向けの特別宿泊プラン「『暮らす』@theHOTEL」を販売。利用期間は2月22日~5月15日宿泊までで16室限定。30連泊21万円、24万円と27万円などのプランのほか、同16万円と低価格の「ホテル型サービスアパートメント」を用意し、すでにいずれも「満室」となっている。

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