2024年 4月 19日 (金)

ドコモ「アハモ」値下げで始まった携帯料金のガチンコ戦争!?「もう横並びには飽きた」という声が圧倒的だが...

来店不要なのでコロナ禍でも安心!顧客満足度1位のサービスとは?

税込み価格で「3000円」を切るインパクト

携帯電話料金はどこまで安くなるか
携帯電話料金はどこまで安くなるか

   NTTドコモが3月1日に発表した資料によると、新料金プラン「ahamo」(アハモ)を、従来の20GB(ギガバイト)で月額2980円(税別)から2700円(税別、以下同)に280円値下げする。

   ライバルのKDDI(au)やソフトバンクの新プランでは、5分以内の無料通話(月額500円)をオプションとして2480円としている。このため、5分間かけ放題という利用条件をそろえれば、3社は月額2980円で横並びだった。

   ところが、ドコモは今回の値下げでライバル2社より総額で280円安くなるうえ、税込み価格では「2970円」と3000円を切ることになる。今年4月から消費税込みの価格表示が義務付けられることになり、「安さ」を訴えるインパクトがいっそう強くなるわけだ。

   併せて、同社発行のクレジットカード「dカード」ユーザーへの特典も追加する。今年9月から「dカード」ユーザーの場合、月間データ容量を1Gバイト追加。dカードGOLDの場合、5Gバイトを追加する。また、dカードGOLDについてはahamoと組み合わせることで、dカードGOLDの利用金額の10%のdポイントを付与するという(上限額は300ポイント)。

   ネット上では、今回のドコモの値下げについて、応援のエールが非常に多い。 ケータイ・スマホジャーナリストの石川温(つつむ)氏は、こう説明した。

「4月より消費税込みの総額表示が義務化されるなか、通信業界内では『2980円をアピールできなくなる。税込み3278円ではインパクトが弱い』と懸念されていた。NTTドコモはこのタイミングでうまいことahamoを値下げし、総額でも2970円という3000円を切る設定で攻めてきた。次のポイントとなるがKDDIとソフトバンクがどう対抗するか。2480円の総額表示は2728円でかなり中途半端。ahamoとの料金差も小さくなった。KDDIとソフトバンクは2480円を値下げしてくるのか、それとも500円の5分かけ放題だけを値下げして、3000円を切る値段にするのか。サービスが開始されるまで、しばらく3社のにらみ合いが続きそうだ」

   フリーランスジャーナリストの山口健太氏も、こう指摘する。

「(ドコモの)5分かけ放題で税込み2970円は、他社より1割安い計算になります。dカードGOLDの10%還元も引き継がれ、ドコモユーザーはさらにお得になりそうです。対応機種はiPhoneがiPhone 6以降、Androidは72機種が発表されました。特にiPhone 11は、ahamoとセットで新規契約するとアップル直販より約2万円引きとお得です。サービス開始前に仕様変更が相次ぐことで混乱が増しているのは気になるところですが、他社がどう対抗してくるか注目です。3月後半に向けて、さらなる『後出し』があるかもしれません」
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