2021年 7月 29日 (木)

「賞味期限切れ」の商品も格安で販売 「ORO フードレス救」設立の経緯を運営会社に聞いた

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   世の中の「食品ロス」を少しでも減らしたい――

   そんな想いから始まった店舗「ORO フードレス救」(れすきゅー)。荒井商事の子会社であるフェリックス(神奈川県平塚市)が運営。賞味期限が迫っていたり、賞味期限が切れたりしている商品を、卸業者やメーカーから引き取って販売している。

  • 多くの人で賑わう東京・大田区の糀谷商店街に「OROフードレス救 糀谷店」はある(写真は、編集部撮影)
    多くの人で賑わう東京・大田区の糀谷商店街に「OROフードレス救 糀谷店」はある(写真は、編集部撮影)
  • 多くの人で賑わう東京・大田区の糀谷商店街に「OROフードレス救 糀谷店」はある(写真は、編集部撮影)

食品ロスに「何とかならないか」

   2021年2月下旬、糀谷商店街(東京都大田区)に「OROフードレス救 糀谷店」を訪ねた。店舗の前の通りは常に人が行きかい、足を止めて商品を眺める人の姿も。価格は500ミリペットボトルの飲料が税抜37円、350ミリリットルの缶ジュースが78円と、かなり安い。

   コロナ禍で経済活動が滞るなか、食品ロスを嘆く声はSNSでも複数見受けられる。フードレス救の取り組みは、食品業界に根付く「3分の1ルール」(賞味期限の3分の1が過ぎる前に、卸業者から小売店に納品する慣習)を見直し、食品廃棄の削減に役立っているとして注目を集めている。

   会社ウォッチ編集部はフェリックス管理部の菅沼利行さんを取材し、「フードレス救」設立の背景を聞いた。

――「フードレス救」を始めたきっかけを教えてください。

菅沼利行さん「フードレス救は2019年11月、『OROフードレス救 横浜橋店』のオープンから始まりました。フェリックス代表の扇谷は前職で卸業に携わっており、他の社員も食品業界に携わっていた人がほとんどです。その中で、売られることなく廃棄されていく食料品を見てきました。
食品ロスに対して、『何とかならないか』という気持ちは食に携わっている人間なら誰しも感じていると思います。とはいえ社内の制約などを考えると、捨てるしかないことがほとんどですよね。同業者があまりないこともあり、事業を始めました」
フェリックス管理部の菅沼利行さん
フェリックス管理部の菅沼利行さん

――「フードレス救」を確立させるうえで大変だったことはありますか。

菅沼さん「大変なことはたくさんありますが...。商品の賞味期限が切れてると、お客さんは思わないことですね。そこの周知徹底が課題です。対策として、商品POPで色わけ(黄色:賞味期限切れ、白色:切れていない)を行い、オープン時はスタッフを配置して説明するようにしています。それでも、賞味期限が切れていることに気づかず購入する方はいるので、そういった場合は返金などで対応しています。
あとは、仕入れの問題ですね。賞味期限切れの商品をくださいと言っても、警戒されることがあります。担当者はおもしろいと思ってくれたけど、上層部に企画が通らなかったとか。知名度が出てきたので、多少話はしやすくなってはいますが、他社がやっていないことをやるのは大変だと感じます」
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