2021年 10月 22日 (金)

ドイツはついに「緊急ブレーキ」導入! コロナ検査日常化で「第3波」封じ込めなるか?(神木桃子)

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   「4月になれば、制限も緩和されるはず」

   そんな淡い期待はつゆと消え、新型コロナウイルスの封じ込めは、ひと筋縄ではいかないと、いまの状況は突きつけてきます。

   2020年の年明けから世界で猛威を振るい始めましたが、ここドイツでも感染防止対策として商店や学校の閉鎖、接触制限などの規制を導入。そして、感染拡大のスピードが緩やかになっているとして、一部の制限措置の緩和が決定したのが、昨年の4月でした。

   あれから一年がたったいま。昨年末から続くロックダウンによって、いったんは落ち着いたにもかかわらず、3月から再び感染が拡大。イースターの連休で人の移動が多かったことも起因となり、現在、ドイツは「第3波」に見舞われています。そこで独連邦議会は2021年4月21日に改正感染症予防法を可決。「ほかに道はない」と、ドイツ全土で統一的な「緊急ブレーキ」と呼ばれる制限措置の導入を決定しました。

  • ドイツでは誰でも週1回、無料で迅速に抗原検査が受けられるように、商店街の薬局では店先に簡易テントを設置している(筆者撮影)
    ドイツでは誰でも週1回、無料で迅速に抗原検査が受けられるように、商店街の薬局では店先に簡易テントを設置している(筆者撮影)
  • ドイツでは誰でも週1回、無料で迅速に抗原検査が受けられるように、商店街の薬局では店先に簡易テントを設置している(筆者撮影)

7日間指数100を超えたら緊急ブレーキ発動!

   今回の措置を実施する基準となるのが、「7日間指数」と呼ばれる、過去7日間の人口10万人あたりの新規感染者数です。市や群などの地域ごとに、「3日連続でこの数値が100を超えた場合」2日後から、以下のような暫定措置が適用されます。

≪緊急ブレーキ時の制限措置≫
・プライベートの集まり
屋内外で集まれる人数は自分の世帯と別世帯の最大1人まで
(14歳未満の子どもは数に入れない)
・夜間の外出制限
午後10時から午前5時までの外出は仕事や医療など正当な理由がある者のみ
・店舗、サービス業
事前予約と陰性の検査結果を有する場合のみ買い物が可能
(食料品店など生活に必要とされる店舗やサービス業は対象外)
ただし、7日間指数が150を超えたら閉鎖
・娯楽、文化施設
すべて閉鎖
(動物園および植物園の屋外エリアは例外)
・学校や保育施設
コロナ検査を週2回実施したうえで、対面とオンラインの混合授業を実施
ただし、7日間指数が165を超えたら対面授業は禁止、また緊急保育のみ提供
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7日間指数が制限措置実施の基準に。ニュースサイトでは、日ごとの新規感染者数ではなく、7日間指数の推移状況を地図やグラフで表示している(出展:ZEIT ONLINE)

   4月27日現在、ドイツ全体の7日間数値は175。9割近い地域が緊急ブレーキ発動対象となっています。日本でも7日間指数は感染状況を示す指標のひとつですが、最も高い「ステージ4」の数値は25人以上。ケタの違いに感染状況の深刻さを改めて感じさせられます。

神木桃子(こうぎ・ももこ)
神木桃子(こうぎ・ももこ)
ドイツ在住ライター
島根県生まれ、東京・多摩育ち。物事の成り立ちを知りたいと大学では有機化学を専攻。小売業界でのオーガニック製品や地域産品のバイヤーを経て、2014年よりドイツに移住。「もっと心地よくグリーンな暮らしへ」をテーマに、ドイツのマーケット情報やトレンド、ライフスタイルについて執筆活動中。3歳になる娘と日本人の夫との3人暮らし。
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