2024年 4月 20日 (土)

明大が豪ドルで巻き返し、攻める一橋大に慎重な早大、慶大 同志社大はNZドルに期待(第2節)【FX大学対抗戦 Bグループ】

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慎重な姿勢崩さず、市場をウォッチ!(慶応義塾大学 2G)

   FX大学対抗戦の2週目。結論から言うと、今週(2021年5月31日週)は取引しなかった。今は大学の課題がたくさん出る時期であり、時間があまり取れなかったというのと、今週は米国雇用統計が発表される週ということで、取引は控えた。

   今まで米国雇用統計が発表されるたびに痛い目を見てきたので、しっかりと分析する時間が取れない状況で無闇に手を出したくなかった。

   米国雇用統計によって大きく動く相場に対する苦手意識は、いずれ変えなければならないということは、もちろんわかっている。今後しっかりと学んで対策していきたいと考えている。

◆ 今週の分析
   5月31日週は、ドル買いの動きが強まり、4月以降続いてきたドル安の流れに対する調整圧力が先週後半あたりから散見された。週前半には落ち着きのない上下動を見せる展開がみられた。そのなかで米ADP雇用統計が、予想外の大幅増となったことがドル買いを誘った。
   これまで米国ではインフレ期待がFRB(米連邦準備制度理事会)の出口戦略開始への思惑を広げた経緯があったが、2大使命の一方である雇用状況の回復がその見方のネックとなっていた。
   しかし、足元の米雇用指標が改善したことがドル買いを促した。米ドル円は110円台乗せ、ユーロドルは1.21ドル台、英ポンドドルは1.40ドル台、豪ドル/ドルは0.76ドル台へとドル高が進行した。
   また、ドル円の上昇とともにクロス円も全般的に上昇傾向となり、円安の面もみられた。OECD(経済協力開発機構)の世界経済見通しが引き上げられる中で、日本だけはワクチン接種の遅れで見通しが引き下げられており、円安につながったという見方もある。

◆ 雇用統計
   今週発表の米ADP雇用統計や米新規失業保険申請件数が米労働市場の順調な改善を示し、週末の米雇用統計への期待が高まったが、米雇用統計は予想を下回ったことから、一時的に1ドル=110円台を回復していたドル円は、失望売りが強まり109.5円台まで落ちた。

◆ まとめ
   今週は手を出さず良かったと思っている。値動きが激しい相場でまともにトレードできる自信はまだない。来週は再来週のFOMC(米連邦公開市場委員会)を巡った探り合いとなりそうだが、目立った材料はあまりないと感じる。
   しかし慎重な姿勢は崩さず、このまま市場を見ていきたい。
   大学の課題を早急に終わらせ、トレードに集中できる環境を作るのが現在の一番の課題だ。

   ◆ 児山将のワンポイントアドバイス
トレードもカジノと同じで、ずっと取引し続けると負ける確率が上がると言います。つまり、メリハリとタイミングが大事となります。先週の値動きを見ると、ドル円は値動きは1円に収まっており、他のクロス円も同様ですから、取引しないことも正解の週だったのではないでしょうか。
コメントにもあるように、ワクチンの接種率をみると、日本円売り、他通貨買いという売買戦略が成り立ちます。つまり、クロス円は買い方向でしょう。どの通貨ペアを選定するかは、それぞれの経済指標の反応が高かったり、新高値を更新する通貨が良いのではないでしょうか。

前週からの損益  プラス・マイナスゼロ
6月4日現在          100万円

慶応義塾大学 2G
慶応義塾大学 2G
慶応義塾大学商学部2年。FXは高校生の頃に少し触ったが、損失が膨らみ休止。今回のFX大学対抗戦を機に学び直し、利益を出せるように励んでいきたい。
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