2024年 4月 20日 (土)

すれ違っただけで感染するインド型変異株 ルール破りのIOCと組織委に東京五輪を任せられるか!(1)

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南アフリカでは治安の悪化まで

デルタ株の「瞬間」的な拡大を報じるニュージーランド最大のニュースサイト「Stuff」電子版(6月23日付)
デルタ株の「瞬間」的な拡大を報じるニュージーランド最大のニュースサイト「Stuff」電子版(6月23日付)

   この「デルタ株」は世界的に猛威をふるっている。時事通信(6月27日付)「デルタ株猛威、モスクワ死者最多」によると、ロシアを恐怖に陥れている。

「デルタ株が猛威を振るうロシアの首都モスクワで6月27日、過去24時間の死者が114人にのぼり、パンデミック(世界的大流行)が始まって以来最多となった。ロシアはいち早く国産ワクチンのスプートニクVを開発・承認したが、国民の不信感が強く、接種率は2割と低水準にとどまっている。ソビャニン市長は国営テレビで『われわれは〈武漢株〉に打ち勝っていた。デルタ株を克服すべく、ワクチン接種を推し進める』と強調した。第2の都市サンクトペテルブルクでは、26日に107人と過去最悪の犠牲者が確認された一方、7月2日にサッカー欧州選手権の準々決勝が行われる。6月21日には1次リーグのベルギー戦のため隣国フィンランドのサポーターが来訪し、多数の感染者が出た」

というから、東京五輪を控えて、海外から多くの人が入ってくる日本も他人ごとではないだろう。

   かつて、南アフリカ型(ベータ株)という変異ウイルスが席巻した南アフリカも、すっかりデルタ株に置き換わった。

   NHKニュース(6月27日付)「南アフリカ、デルタ株が主流に 集会禁止や移動制限へ」が、こう伝える。

「第3波が広がっている南アフリカでは、デルタ株による感染が急速に増えて主流になり、政府は集会の禁止や移動の制限などの感染対策を発表した。ラマポーザ大統領は、デルタ株はベータ株より感染力が強いとしたうえで『現在の破壊的な第3波は、これまでの2つの感染の波よりも深刻なものになる』と述べ、ひっ迫している医療体制への影響に強い懸念を示した。感染が最も深刻な最大都市ヨハネスブルクがある州と他州との間で移動を禁止した。また、飲酒がらみの暴力事件による医療機関への負担を減らすため、酒の販売を全面的に禁止する。ラマポーザ大統領は、こうした措置を6月28日から2週間続けるとして国民に規制を守るよう強く求めた」

   デルタ株の感染拡大によって治安が悪化する事態になっているのだ。

(福田和郎)

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