2021年 7月 27日 (火)

なぜ、社内の「エライ人」にフルネームを尋ねると怒られてしまうのか?(川上敬太郎)

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   会社に名字しか名乗らない人から電話がかかってきたら、所属する企業名やフルネームを確認しなければならないのは、なぜでしょうか?

   それは、世の中に同姓の人がたくさんいるからです。

   漫画の主人公でしか見たことがない「竈門(かまど)さん」のようにレアな名字の方であっても、日本中にたった一人ということは、まずないはずです。

  •  「田中さん」「鈴木さん」「佐藤さん」……。同性の人はたくさんいる(写真はイメージ)
     「田中さん」「鈴木さん」「佐藤さん」……。同性の人はたくさんいる(写真はイメージ)
  •  「田中さん」「鈴木さん」「佐藤さん」……。同性の人はたくさんいる(写真はイメージ)

あなたは「鈴木です。佐藤いる?」で電話を取り次ぎますか?

   「もしもし、「田中です」 と、電話がかかってきたら、

「失礼ですが、どちらの田中様でいらっしゃいますか?」
「申し訳ございませんが、フルネームをお教えいただけますか?」

などと尋ねて、何万人もいる「田中さん」の中から絞り込みます。

   その後のやり取りをスムーズに進めるためにも、どの「田中さん」なのかをハッキリさせておかなければなりません。

   しかし、会社の中で電話対応していると、時にそんな目論見が全否定されてしまうような出来事に遭遇することがあります。たとえば、以下のようなケースです。

「鈴木です。佐藤いる?」

と、電話がかかってきたので、

「失礼ですが、どちらの鈴木様でいらっしゃいますか?」

と尋ねると、

「はあ?鈴木って言えばわかるよ。佐藤は?」
「かしこまりました。では、鈴木さま、フルネームをお教えいただけますか?」
「急いでるのに、何言ってんの!すぐ佐藤につないでよ!」
怒ってる? とりつく島なく......
怒ってる? とりつく島なく......

と、とりつく島もない横柄な態度......。

   事務所にいる「佐藤さん」はたまたま所長だけだけど、世の中に「佐藤さん」は何万人もいるんですよ? フルネームも教えてくれないし、うちの所長を呼び捨てにするし、なんてケシカラン人だ、まったく! ......と半ばキレぎみに佐藤所長につないでみると、

「わ、バカ! フルネーム聞こうとしたの? それ、うちの鈴木専務だよ!」

   まだ入社して日が浅いのに、専務の名前まで覚えてませんよ、などと言い訳することもできず、所長からお叱りを受けてしまうことに。名字しか名乗らない人から電話があったら、フルネームを聞けと指示したのは所長じゃないですか......。

   そんなやりとりをした経験、ありませんか? 私は、あります。

川上 敬太郎(かわかみ・けいたろう)
川上 敬太郎(かわかみ・けいたろう)
ワークスタイル研究家
男女の双子を含む、2男2女4児の父で兼業主夫。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業の事業責任者を経て転職。業界専門誌「月刊人材ビジネス」営業推進部部長兼編集委員、広報・マーケティング・経営企画・人事部門等の役員・管理職、調査機関「しゅふJOB総合研究所」所長、厚生労働省委託事業検討会委員等を務める。
雇用労働分野に20年以上携わり、仕事と家庭の両立を希望する「働く主婦・主夫層」の声延べ3万5000人以上を調査・分析したレポートは200本を超える。
NHK「あさイチ」、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」などメディアへの出演、寄稿、コメント多数。
現在は、「人材サービスの公益的発展を考える会」主宰、「ヒトラボ」編集長、しゅふJOB総研 研究顧問、すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役、JCAST会社ウォッチ解説者の他、執筆、講演、広報ブランディングアドバイザリー等の活動に従事。日本労務学会員。
1973年生まれ。三重県出身。
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