2024年 4月 26日 (金)

「ワクチンパスポート」26日から受け付け開始 「経済活動再開の第一歩」「差別につながる」と賛否渦巻く

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自国製ワクチンの接種者だけが入国できる中国

   ワクチン接種が進んでいる米国でも州によって対応は分かれている。ニューヨーク州ではすでに3月から事実上のワクチンパスポートが導入されている一方で、ジョージア州など南部の各州では制度の導入を禁じている。こうした保守的な州では、自分自身で接種するかしないかを決める自由を重視する考えが強い。

   ワクチン接種を推進する米連邦政府も、ワクチンパスポートの導入に関しては主体的に取り組んでいない。

   また、国によって承認しているワクチンが異なるという複雑な事情も混乱を招きかねない。たとえば、日本では米ファイザー社製など米英3製品のみのワクチンを承認しており、中国製やロシア製などは承認していない。

   他方、中国では中国製ワクチンの接種者だけに入国を認めるとの方針を示している。日本で発行するワクチンパスポートが、他国でどう扱われるかなど不明な点は多い。

   ワクチンパスポートを導入するには、さまざまな観点からの慎重な検討が求められそうだ。(ジャーナリスト 白井俊郎)

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