2024年 4月 26日 (金)

いまだに接触感染に重きを置くコロナ対策は間違っている!【新型コロナウイルスを知る一冊】

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マスクをすれば聖火リレー見物も大丈夫だった

   PCR検査についても疑問を呈している。検査を大量に行うため機械で自動化した。そのためウイルスの量的な情報が得られなくなった。

「PCRの陽性者をひとまとめに感染者にしてしまい、個々の感染状況の重み付けが全然できていない。そのデータがないから、感染者と認定された人の、その先のことを考えるときにも、その時の臨床症状以外に本来とれるはずのウイルス量に関するデータがないということになります」

   また、民間業者が行っている唾液による検査の信頼性にも疑問があるという。唾液を採取してからPCRにかけるまでの時間が長ければ長いだけウイルス遺伝子が酵素の働きで分解され、あるいは自然分解され少なくなるからだ。西村さんの立場からすれば、怪しいなという検査がたくさんあるという。

   西村さんは「リスク評価」を踏まえた対策を、と訴えている。もう終わってしまった東京オリンピックの聖火リレー。取りやめになったり無観客になったりしたものも多かったが、屋外での聖火リレー見物は、「みなさん、マスクをして出てきてください」くらいの呼びかけで十分だったという。

   屋外でもあり、マスクをしていれば感染の恐れはほぼない。人がたくさん集まるイベントはすべてダメだと決めつけて思考停止するのではなく、「ここまでのことはやれますよ」と、当事者、責任者がリスク評価をすることが大事だという。

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