2024年 4月 19日 (金)

【新連載】トヨタの「平均年収」は、なぜ7.5万円も下がったのか?

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2022年の春闘は期待できるかも?


トヨタ自動車の年間一時金の推移(春闘の会社側回答)

   なお、トヨタ自動車の平均年間給与額を大きく左右する「年間一時金」は、毎年労使間で実施される「春季生活闘争」で決められます。

   2020年の春闘では、年間一時金は6.5か月分の要求に満額妥結していますが、前年の6.7か月分と比べると0.2か月分減っており、2021年3月期の平均年間給与額の減少に反映されています。

   2021年の春闘でも年間一時金は満額妥結しているものの、6.0か月と前期を大きく下回っており、2022年3月期の平均年間給与額はさらに減少するおそれがあります。

   しかし、2022年3月期(今期)の第1四半期決算は、営業収益が前年同期比72.5%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同465.2%増と大きく回復し、業績好調です。

   通期業績予想も、営業収益が前期比10.2%増、営業利益が同13.8%増、最終利益が同2.4%増と、増収増益を見込んでいます。期末までに上方修正の可能性もあり、2022年の春闘は期待できるかもしれません。

こたつ経営研究会
こたつ経営研究会
有価証券報告書や決算説明書などの公開情報を分析し、会社の内情に思いをめぐらすニューノーマルな引きこもり。昼間は在宅勤務のサラリーマンをしながらデイトレード、夜はネットゲームをしたりこたつ記事を書いたりしている。好きなピアニストはグレン・グールド。嫌いな言葉は「スクープは足で稼げ」。
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