2024年 4月 27日 (土)

副業解禁! 社外取締役やアドバイザーの道をどう拓けばいいですか?【ひろ子ママの教訓 その71】

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   きょうは、上場企業で管理職のYさん(50代)がいらっしゃっています。

「先日、会社で副業が解禁されたので、何か始めてみたいと思っています。最近は『趣味が仕事になった』という記事を目にしますが、私はこれまでの管理職経験を生かして、社外相談役やアドバイザーなどの立場としてビジネスに関わってみたいと思っています。しかし、応募しても、なかなか受かりません。役員経験がないからなのでしょうか?」
  • 管理職の経験を生かした副業ってありますか?(写真はイメージ)
    管理職の経験を生かした副業ってありますか?(写真はイメージ)
  • 管理職の経験を生かした副業ってありますか?(写真はイメージ)

自分ができることを細かく整理してみる

   Yさんは、管理職の経験を生かして、社外相談役とかアドバイザー的な立場の仕事をしてみたいということですが、その立場になったらYさんは「何ができるか」「何を提供できる」のですか? まずは、それを考えてみましょう。

   大事なのは、Yさんが社外取締役、アドバイザーになって「何をしたいか」ということよりも、Yさんがその会社に対して、その立場になったことで、どんなことをその会社に提供できるかどうかということです。一部上場企業の管理職とだけ履歴書に書かれていても、残念ながら書類は通過できないでしょう。

・新規事業の立ち上げ経験がある
・50名の部下をマネジメントした経験がある
・営業だけど数字に強い
・技術だけど交渉力がある

   自分の提供できるものと、相手の求めているものがマッチしているか、「どうすれば欲しいと思ってもらえるのか」を考えてみましょう。

   また、たとえば知り合いに仕事のことで困っている人がいたら、その相談に乗ってみてはいかがでしょう。「こんな経験がお役に立てるんだ」と求められることが見えてくるかもしれませんよね。

副業には時間も労力もかかる

お悩み中

   副業解禁になったからといって、必ずしも対象者の全員が副業を始めるというわけではありません。それは多くの場合は、本業の仕事が終わってから、残りのプライベートの時間で、副業のために時間と労力を割くからです。

   たしかに副業的に、複数の企業の社外アドバイザーを務めている方は少なからずいます。しかし、その仕事の内容は「副業的」で済まされることなのでしょうか。そうではないように思いますが......。もちろん、副業で疲れてしまって、本業に影響が出てしまっては良くありませんよね。

   気持ちにも余裕を持って取り組むためには、時間の確保が必要です。そこで、「自分ができること」とともに、「やらないことを決める」ことがオススメです。

・テレビを見ない
・ゲームを1時間以上しない
・ネットサーフィンを1時間以上しない
・飲み会参加を減らす

   Yさんも1日の時間を見直してみましょう。結果的に、本業の残業時間の見直しにもつながり、効率よく仕事を進めることにもなるかもしれませんよね。

   副業を見つけるにしても、準備には時間がかかります。まずは時間を確保して、その時間で「自分ができること」と向き合ってみましょう。(ひろ子ママ)

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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