2024年 4月 19日 (金)

コロナ禍で売れる冷凍食品 まだまだ売れる!? 売り場拡張に乗り出したスーパー、コンビニ、さらには......

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

冷食の事業環境はコロナ禍で様変わりしそう

   業務用が苦戦したのはコロナ禍で飲食店が自粛を余儀なくされたためで、逆に外食ができなくなった結果、家庭用が増加した。「手軽においしいものを食べたい」という需要が急増したからだ。さらに、コロナ禍で感染予防が求められるなか、長く保存ができる冷凍食品はまとめ買いに適しており、何度も買い物に行かずに済むことが大きいとみられている。

   家電業界関係者によれば、「冷凍食品を入れるため、新しく大きな冷蔵庫を買う人もいる」といい、冷凍食品人気はさまざまな消費にも影響を与えている。

   ただ、冷凍食品を使うことについて「『手抜き』と感じたり、『手間をかけた料理ほどおいしくない』といぶかったりする人はいまだに少なくない」(食品業界関係者)と言われている。そんななか、冷凍食品に対するこうしたマイナスイメージを払しょくしようという動きも出てきた。

   冷凍パンの販売を行う「パンフォーユー」(群馬県桐生市)など、素材や冷凍方法にこだわる全国の冷凍食品事業者が9月、共同事業体「フローズンエコノミーラボ」を設立した。冷凍食品がフードロスの削減につながることなどもアピールしながら、市場拡大を図る狙いだという。冷凍食品を巡る事業環境は、コロナ禍を機に様変わりする可能性もありそうだ。

(ジャーナリスト 済田経夫)

姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中