2022年 1月 21日 (金)

「不要不急」こそ生きる力と説く、堀江貴文さんの新刊

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   「ホリエモン」こと、堀江貴文さんはコロナ禍のもと一貫して、「不要不急を禁じる動きはバカげている!」と発信してきたという。大勢の会食やイベントを徹底的に弾圧することが、感染拡大のリスクを下げるという理屈に疑問を呈してきた。

   そんな堀江さんの新刊が本書「破戒のススメ」だ。「破戒」とは、文字どおり「戒め」、つまり特定の行動を制限する縛りを「破る」ことだ。サブタイトルは「我慢の奴隷から脱出する44の行動哲学」と勇ましい。

   「破戒のススメ」(堀江貴文著)実務教育出版

  • 堀江貴文さんは地方の再発掘に取り組んでいる(写真はイメージ)
    堀江貴文さんは地方の再発掘に取り組んでいる(写真はイメージ)
  • 堀江貴文さんは地方の再発掘に取り組んでいる(写真はイメージ)

リモートワークは浸透したが......

   「不要不急のことを我慢すれば、コロナ禍はきっと収まる」というのは、戦時中の根性論と同じだと批判している。遊びや趣味、飲食だけでなく、会社、銀行、鉄道、道路、インターネット......。文明の基礎を築いてきた多くのインフラは、「今はないけれど、あったら便利だろうな」という、人々の「不要不急への願望」から生まれたものだと。

   本書は、お金、時間、人、仕事、遊び、学びについて堀江さんの考えを述べたものだが、コロナ禍との関連が各所に現れている。

   たとえば、「『コロナが収まったら』と言うな。負け確定だ」とある。原稿を書いたのは8月。東京オリンピックの最中だ。「コロナが明けるまでは我慢! だの、アフターコロナを期待しているだの、と言っている人たちの気がしれない。自粛で行動を制限されている間に、どれほど経済活動が損なわれ、人々の機会が奪われているか。想像するだけで鳥肌が立つ」と書いている。

   日本人の科学リテラシーの欠如を指摘している。「ゼロコロナ」は無理なのだ。正しい知識と知恵を持って、同調圧力に負けずこれまでどおり「ムダ」を楽しむことだ、と訴えている。新型コロナウイルスの新規感染者数が急増する中で書かれた内容だが、第5波が終息しつつある今読むと、あらためてその強い信念が伝わってくる。

   堀江さんは、コロナ禍のだいぶ前からリモートワークに移行しているそうだ。オフィスも決まった職場も持っておらず、ノマドワーカーの先駆けだと自負している。日曜・祝日なども関係ないスケジュールで、仕事と遊びの境目のない日常を駆け抜けている。

   コロナ禍で良かったことの一つは、リモートワークの浸透だという。多くの会社では、社員がフロアにいなくても、仕事は回るし、売り上げも特に落ちないことがわかった。むしろ経費が減らせ、出社するだけで仕事せずにふらふらしている、中年以降の「妖精さん」社員の存在を、あぶり出した。

   リモートワークの浸透は良かったけど、なぜか暦どおりのスケジュール感が残っていることに疑問を呈している。

「働けるときに働き、遊びたいときに遊ぶ。そのメリハリを暦で平均化するのではなく、他人のスケジュールと補完し合う形で同期させられれば、仕事の質もスピード感も爆上がりするはずだ」
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