2021年 12月 3日 (金)

ライバルは米テスラと日産アリア トヨタが「本気」で初の世界戦略EV、スバルとの共同開発 2022年発売へ

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   トヨタ自動車が、SUBARU(スバル)と共同開発した電気自動車(EV)「bZ4X」の詳細を、2021年10月29日に発表した。メディアはこぞって速報。呼応してスバルも同日、bZ4Xの姉妹車となる「ソルテラ」の専用サイトを開設し、11月11日に中村知美社長が詳細を発表すると明らかにした。

   トヨタ「bZ4X」、スバル「ソルテラ」とも、両社が日本、北米、中国、欧州など世界で発売する初の本格量産EV。いずれも2022年の年央までに発売される見通しだ。両社とも21年4月にbZ4Xとソルテラの概要を発表していたが、具体的なスペックを明らかにするのは、今回のトヨタが初めてだ。

  • 激化するEV競争 トヨタが初の世界戦略車を投入へ!(写真はイメージ)
    激化するEV競争 トヨタが初の世界戦略車を投入へ!(写真はイメージ)
  • 激化するEV競争 トヨタが初の世界戦略車を投入へ!(写真はイメージ)

トヨタ「bZ4X」価格未定も米テスラを意識?

   じつは、トヨタはこれまでもEVを販売した実績がある。1996年と2012年にはRAV4のEVを限定販売し、2019年には中国でC-HRのEVを発売。2020年以降は中国と日本でレクサスUX300eも販売してきたが、いずれも「期間限定」か「地域限定」で、本格的なグローバル展開ではなかった。

   今回のbZ4Xは、日本はもちろん、世界の主要市場で勝負する初の量産EVだ。従って、今回はトヨタの本気度が違う。世界で主流のSUVをEVで出すのは大手メーカーのトレンドとなっている。トヨタがスバルと組んだのも、SUVで重要な4WD技術を学ぶ必要があると判断したからだろう。

   ライバルの動きは慌ただしい。EV専業の米テスラは初の量産モデル「モデル3」をベースにSUVの「モデルY」を開発。日産自動車は同じくSUVのEV「アリア」を今冬に発売する。

   これにトヨタのbZ4Xが加わる。テスラ・モデルY、日産アリア、トヨタbZ4Xはサイズも性能も価格帯も近く、強力なライバル関係になる。

   bZ4Xのリチウムイオンバッテリーの容量は71.4kWh(キロワット時)で、航続距離はFFが500キロメートル前後、4WDが460キロメートル前後と発表された。

   日産アリアは66kWhと91kWhのバッテリーがあり、66kWhの場合、航続距離はFFが450キロメートル、4WDが430キロメートル。同様に91kWhは610キロメートルと580キロメートルだ。

   テスラは電池の容量を明らかにしていないが、モデルYの航続距離は標準仕様が480キロメートル、長距離仕様が505キロメートルだ。価格は日産アリアが660万円から。モデルYの国内販売はこれからだが、セダンタイプのモデル3は航続距離448キロメートルの標準仕様が454万円からだ。

   日産が今冬に発売する660万円のアリアは上級グレードだという。このため日産はその後、標準グレードも発売し、「実質購入価格は約500万円からになる」と発表している。これは定価から政府や自治体の補助金を差し引いたユーザーの負担額という。

   こう考えると、454万円のテスラ・モデル3は割安に見える。トヨタbZ4Xの価格は未定だが、アリアよりもテスラを意識した価格設定にせざるを得ないだろう。

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