2022年 9月 25日 (日)

「ペットボトルは資源」伝えてリサイクル! サントリーグループが目指すサステナブル化

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ペットボトルの再利用、2017年「クラフトボス」で

「リサイクルペットボトルは、リサイクル業者様と一緒に研究をしています」と話すサントリー食品インターナショナルの佐藤慶一さん
「リサイクルペットボトルは、リサイクル業者様と一緒に研究をしています」と話すサントリー食品インターナショナルの佐藤慶一さん

――「クラフトボス」のペットボトルが話題です。これまでのペットボトルと違うようですが、その違いを教えてください。

佐藤さん「発売から5年になりますので、2021年3月にマーケティングの観点から形状を変えました。リサイクルの観点では、2017年に『クラフトボス』が発売されて、その年には100%リサイクルペットボトルを導入し始めていました。すべての商品ではないですが、広げつつあるところです」

――ペットボトルの軽量化は持った瞬間に感じるところですね。

佐藤さん「ペットボトルの重さは30年ぐらい前と比べると3分の1ぐらいになっています。ただ、軽いのですがペットボトルが薄くなって、『飲みにくい』『中身がこぼれてしまう』という声も出てきて、だいぶ改善されてきました。さらなる軽量化が難しいレベルにまで到達していて来ているというのが、正直なところです。じつはリサイクルのペットボトルは、軽量化の次に出てきたテーマで、軽量化も行き着くところまできて、次どうするのかというところで、リサイクルへの取り組みが進んでいった経緯があります」

――リサイクルのペットボトルの製造・利用で留意している点は何でしょうか。

佐藤さん「リサイクルペットボトルは、リサイクル業者様と一緒に研究をしています。特に飲料用のペットボトルは安全性などの条件を満たすような研究が必要になります。その研究は論文としても公表しています。これにより、リサイクルのペットボトルの品質の基準ができ、品質の劣るリサイクルペットボトルが市場に出るのを防ぐのにつながっていると思います。リサイクルペットボトルの利用は、当社では2012年にリサイクルペットボトルを100%使用したウーロン茶を発売しています。
また、植物由来の原料を使用したペットボトルを開発しています。これは『サントリー天然水』で、30%を植物由来の原料としたペットボトルで提供しています。現在も100%植物由来を目指して研究開発しています」

――海外ではペットボトルリサイクル事情が日本と異なるのでしょうか。

佐藤さん「海外では、国やその国の法律によって、そもそもペットボトルの回収が困難な国もあります。それによってペットボトルリサイクル率は国によって大きく異なります。
日本では、ペットボトルリサイクル率は93%という高い数値を達成しています。ヨーロッパでは全体で40%です。その国の法律や社会環境、国民の意識が影響していると思われます」

――ペットボトルのリサイクルにトレンドはあるのでしょうか。

佐藤さん「ペットボトル素材のリサイクルでは、他の製品に加工することも可能です。しかし、ペットボトルの場合は特に衛生面の確保が必要になるなど製品に応じた対応などが必要になります。
今ならではのトレンドとしては同じ製品から同じ製品に加工する『水平リサイクル』が注目されています。水平リサイクルであれば、新たな資源投入が少なくなる可能性があります。それが効率的だと思いますし、将来的にもより環境負荷の少ない事業活動につながっていくのだと思います。ペットボトルの他にも、衣服や紙おむつなどで水平リサイクルが進められています」

――ペットボトルのリサイクルは半永久的に可能なのですか?

佐藤さん「理論上は半永久的にペットボトルのリサイクルは可能です。そこまでの実証事例はまだありませんが、当社では『何度もリサイクルができる』という言い方をさせていただいています」
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