2021年 12月 4日 (土)

「形あるものにはワケがある」 トヨタ株の買い増しは「未来」への投資(石井治彦)【格言で買う! 株式投資】

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   「形あるもの、動きあるものにはワケがある」という相場格言がある。

   大和証券の「学ぶ・セミナー」によると、「この世に存在するものには、すべて、それなりの理由があります。原因と結果、つまり因果関係です。3年前に比べ利益が大きく伸びていれば、3年前になにか手を打ったから好成績の結果となって表れているわけです。株価が高値から仮に5割も下げていれば、必ず、それに見合う理由があるはずです。株価の動きを単に眺めるだけでなく、理由を見つける努力をすれば次の一手が正しく打てるという言葉です」と、記されている。

   そんな目線でトヨタ自動車を、改めて見直してみた。

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「トヨタの歴史は模倣の歴史」

   トヨタ自動車の豊田章男社長が、「100年に一度の大変革の時代を生き抜くために」の社長メッセージを、2018年10月に発表してから3年になる。

   日本経済に大きな影響力のあるトヨタ自動車は、株主宛ての第115期(2018年4月1日~19年3月31日)の報告書、TOYOTAレポートの中で、豊田章男社長の名前で

「今、自動車産業は、『コネクティッド』『自動運転』『シェアリング』『電動化』など『CASE』と呼ばれる新技術の登場により、100年に一度と言われる大変革の時代を迎えています。日々変化し続ける市場に対して、トヨタ自動車は『前提を設けずに柔軟かつ迅速に対応していく』」

と、語っている。

   この間の研究開発の状況について、第117期(2020年4月1日~21年3月31日)報告書の中で、「ウーブン・シティ」について、こう記述している。

「人が生活を送るリアルな環境のもと、自動運転、MaaS、パーソナルモビリテイ、ロボット、スマートホーム技術、人工知能(AI)技術などを導入・検証できる『実証実験の街』を新たに作ります」

   2021年9月30日付の日本経済新聞「オピニオン」欄に、「トヨタ式模倣の経営学」の見出しで、トヨタ自動車の記事が掲載されていた。

   記事の中で筆者は、日本経済にも重要な同社の今後を占うとすれば、大切なのはやはりトップの考えだ。ここ数年で筆者が注目したのは豊田章男社長の次のことばである。「CASEに向けてイノベーションを、さあやれと言っても起こるものではない。まずはイミテーション(模倣)から始めなければだめだ。次にインプルーブメント(改善)。その上でイノベーションは生まれる。革新への3段階論だとしている。

   じつは、「トヨタの歴史は模倣の歴史」である。自動車に参入した1930年代以降は米フォード・モーターなどを徹底して学んだ。『かんばん方式』といわれるモノの流し方も1950年代に米スーパーマーケットから考案したものだ。

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