2024年 4月 20日 (土)

【お正月は本を読む】水になれ!? すべての返事を「YES」と答えれば流れを引き寄せせられる【尾藤克之のオススメ】

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   一見、華やかなモデル界や芸能界。実際には不安定な業界で何の保証もありません。

   世間からの需要や人気は水モノであり、競争は非常に厳しいものがあります。そんな中で「何年も長く活躍を続けている方」「多くのファンがいて人気が長続きしている方」には、どうやら法則があるようだと気づいたのです。

   モデル歴40年、テレビCMには70本以上出演しつつ、オスカーの全盛期を築いた著者が明かす成功の秘訣とは?

「トップの法則 選ばれる人たちが密かに続けていること」(伊藤芳則著)秀和システム
  • 売れっ子モデルはなんでもこなす……
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売れたいなら「水になれ」

   水は与えられた器によって従い、逆らうことがありません。反面、時と場合によっては、氷のような凶器にもなり得る強さも秘めています。また、水はつねに停滞することなく流れているもので、流れを失った水は濁り、淀み、やがて腐っていきます。

   モデルの世界でも同じことが言えるでしょう。たとえば「私は雑誌の仕事しかやりません」「ファッションショー以外はイヤです」「スーパーのチラシの仕事はNG」などと言う、こだわりの強いモデルがいます。これはまさに停滞した水と同じことです。

   伊藤さんは、次のように言います。

「売れるチャンスを自ら捨てて、消えていくモデルがどれほど多いことか。僕はマネージャーに言われるまま、CMやショーモデル、雑誌、広告、カラオケ動画、スーパーのチラシまで、なんでもこなしてきました。もちろん、NGはありません」

「洋服が主役であるファッション誌やショーなら、洋服をより美しく見せるポーズやウォーキングを工夫し、一方で、航空会社のイメージモデルの際は『エグゼクティブなビジネスマン』を魅力的に演じます。つまり、水のように『求められるまま変化する精神と魅せ方』が大切なのです」

   伊藤さんは、モデルの寿命は3年だと言います。大学1年生から3年生までモデル業をし、4年生で就職試験をし、大卒と同時にやめるモデルが一般的です。しかし、伊藤さんは幸いにも4年間継続できたことで自信につながります。東京でもやっていけるだろうと確信したことで、就職活動はせずに上京しました。

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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