新型コロナウィルスの影響もあって3年ぶりの開催となった「第49回東京モーターサイクルショー」。2022年3月25日~27日、会場の東京ビッグサイトは、開催を心待ちにしていた12万3439人の来場者でにぎわった。日本のバイクメーカーといえば、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキのいわゆる4大メーカーが有名だが、今年(2022年)1月26日に国土交通省から国内型式認定を取得した新しいバイクメーカーも存在する。それが、aidea(アイディア/東京都港区赤坂)だ。今回は国内第5のバイクメーカーとしてEV市場に参入したベンチャー企業として奮闘するアイディアに注目して取材した。日本マクドナルド、DHLジャパンが採用し注目集まるアイディアは2022年1月、原付二種の電動3輪バイク「AAカーゴβ8」で、国土交通省による型式認定を取得した。これにより、国内第5のバイクメーカーとしてEV市場に参入したベンチャー企業だ。同社のAAカーゴには、原付一種モデルの「AAカーゴα」もラインナップされているのだが、これがすでに、日本マクドナルド社や、DHLジャパン社などでも採用。食事や荷物などの配送の際に活躍しているのだ。AAカーゴの特長は、安定した走行が期待できる後輪2輪で、屋根付きのEVであること。CO2排出面でも、環境に考慮したEVであることも強みの一つとして、シェアを拡大している。また、早い時期から市場参入している点も、同社の勢いにつながっている。原付一種モデル「AAカーゴα」(撮影2021年:会社ウォッチ編集部ではかねてから注目していた)第49回東京モーターサイクルショーでは、アイディアはコンセプトモデル「AA-1」も展示していた。ブルーの車体が人目を集める「AA-1」は、前輪が2輪で、開閉式の屋根付が付いた2人乗りEV。開放感のあるレジャーユースで注目されそうなモデルだ。ただし、発売時期は未定となっている。アイディア コンセプトモデル「AA-1」オートバイは、4輪自動車よりもCO2の排出量が削減できるとともに、電車と比べて、密を避けた移動手段としても機能する。さらに、EV化が進むと、SDGsの観点でも存在感を高めることは間違いなく、配送業などのラスト1マイルでは特に需要の伸びも期待される市場だ。国や東京都などはEV購入時の補助金も用意しているので、導入の選択枝としても選びやすい状況になっている。◆編集部チュウモク!第49回東京モーターサイクルショーでは、ホンダのDax125(ダックス125)も人気を集めていた。Hondaは、原付二種の新型レジャーバイク「ダックス125」を展示。7月21日に発売される新型とあって、多くのファンが足を止めて注目していた。往年の名車として親しまれたDaxの新型とあって、リターンライダーにはたまらないモデルと言えそうだ。原付二種の新型レジャーバイクHonda「ダックス125」
記事に戻る