2022年 7月 3日 (日)

多様な働き方へ...「週休3日制」検討企業相次ぐ なのに、身近な「週休0日」の仕事改革がスルーされてしまうのはナゼ?(川上敬太郎)

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主婦業の「週休0日」問題、ぜひ話し合って!

   そう、家事や育児です。

   多くのご家庭では妻が担っているため、家事育児は俗に、「主婦業」と呼ばれます。主婦業には、ほぼ365日休みがありません。ゴールデンウィークだ! 夏休みだ! 年末年始だ! と、世間や家族が浮かれていても、主婦は家周りのことに追われます。というかむしろ、家族が家にいる分、世間が休みの日の方が大変だったりします。

   また、体調が悪い日でも、家族は簡単には休ませてくれません。なかには、インフルエンザで熱を出して寝込んでいる妻に、「今日の晩メシどうする?」と聞いてくる非情な夫もいるそうです。

   家事代行を頼んだり、旅行先で食事付きのホテルに泊まったり、実家に帰って上げ膳据え膳で親に甘えたりできた時だけが、主婦たちにとっての休みです。あとはほぼ週休0日。ブラックです。

   そんな主婦たちの前で週休3日制の話をしたら、

「はぁ?その前に週休1日でいいから主婦にも休みをちょうだいよ!」

と逆鱗に触れてしまいそうです。

   もちろん、「それが務めだから」と意に介さない主婦もいるとは思いますが、週休0日の大変さは、もっと理解されてよいはずです。

   週休3日制の導入は大いに結構なことですが、そんな社員思いの経営者や人事の方々にぜひともお願いです。家に帰ったら、主婦業の週休0日についても、改革案について話し合っていただけませんか? 職場だけ週休3日の議論を進めるというのも、ヘンな話だと思うのです。

   そして、週休3日になってもやることがなく家でゴロゴロしてしまう人へ。増えた休みを「主婦業」に充てれば、やるべきことも見つかるし、主婦の週休を1日増やすことができて一石二鳥ですよ。

(川上敬太郎)

川上 敬太郎(かわかみ・けいたろう)
川上 敬太郎(かわかみ・けいたろう)
ワークスタイル研究家
男女の双子を含む、2男2女4児の父で兼業主夫。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業の事業責任者を経て転職。業界専門誌「月刊人材ビジネス」営業推進部部長兼編集委員、広報・マーケティング・経営企画・人事部門等の役員・管理職、調査機関「しゅふJOB総合研究所」所長、厚生労働省委託事業検討会委員等を務める。
雇用労働分野に20年以上携わり、仕事と家庭の両立を希望する「働く主婦・主夫層」の声延べ4万人以上を調査・分析したレポートは200本を超える。
NHK「あさイチ」、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」などメディアへの出演、寄稿、コメント多数。
現在は、「人材サービスの公益的発展を考える会」主宰、「ヒトラボ」編集長、しゅふJOB総研 研究顧問、すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役、JCAST会社ウォッチ解説者の他、執筆、講演、広報ブランディングアドバイザリー等の活動に従事。日本労務学会員。
1973年生まれ。三重県出身。
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